2024/10/7 イスラエルはイランを攻撃するか
イスラエルが10/2未明のイランの報復攻撃に対し、反撃を行うか注目が集まっている。日本のメディアは10/2の攻撃を一切報じていない。第3次世界大戦の危機だというのに。完全にイスラエル及びその勢力の支配下に置かれていることを意味するほかないだろう。
この状況は、先月9/14頃から起こったウクライナ戦争における西側、特に背後に位置すると言われるディープステート(DS)の動きと酷似している。
クルスク侵攻と原発攻撃が不発に終わり、英米NATOは打ち手を失いつつあった。そこでウクライナに長距離ミサイルによるロシアの深淵部への攻撃を許可すべきだという英米NATOの大合唱が起こったがこれを表面上主導したのはNATOストロテンベルグ、エストニア、英国ジョンソン前首相らであったが、プーチンの核ドクトリンの変更宣言、つまり英米NATOが長距離ミサイル攻撃をウクライナに許可し実行されれば宣戦布告と見なし核反撃する、というプーチンにすれば当然の国防策に対し、ウクライナが戦場になることは良しとしても、自国つまり英国本土及び米国本土が攻撃される危険性を理解すると、銭儲けの戦争屋たちも恐れをなして、急激にトーンダウンし、許可できずに終わった。結果的にウクライナ軍は敗走を続け、死傷者数は週当たり1万人に及ぶ悲惨な結果となっている。
そして次なる第3次世界大戦の火種の位置を中近東に移しなおした。
イスラエルを使ってもしくはイスラエル自身が10/7テロを口実にガザでの大量虐殺を行い、ハマスが殲滅できないこと、ヒズボラの抵抗を口実にレバノンでの民間人殺戮を平気で行う間、ヒズボラやハマスを支援するイランは自制を続けた。幾ら大統領がヘリコプター事故で亡くなろうと、レバノンのイラン大使館をミサイル攻撃されようと、忍耐を続けたことで、更にイスラエルの挑発攻撃はその苛烈さを増していった。イラン国内のヒズボラ指導者を暗殺することによってその忍耐はピークに達し、報復攻撃を行うことに十分な正当性を得たと判断したのだろう。10/2未明にイスラエルの各都市にそれでも数百発程度のミサイル攻撃を実施した。
イスラエルは煽るだけ煽ってイランを参戦させることに成功しつつあるが、実際はイスラエルの防空体制、アイアンドームとアロー2アロー3は全く機能しなくなり、イスラエル国土は、ヒズボラとイランの爆撃におののく状況に様変わりした。イランに報復反撃されたことをイランには正当性がない、自衛権はない、とメディアを通じて宣伝するも、NATO各国からは不協和音と世界中からいい加減にしろとの大合唱が起こる。フランスは明確に武器支援の禁止を呼びかけ、イギリスは180度態度を変え自制を促す。さらにイランはハメネイ師の演説で、イスラエルの次なる攻撃は中近東の米軍基地を含め、中途半端な反撃では済まされないと、強烈なプレッシャーをイスラエルおよび米国へかけることとなった。
イスラエルがイランを攻撃する場合、核施設などを含め苛烈なものになることは間違いないが、その代償として中近東の米軍基地は機能不全に陥り、イスラエル国内への苛烈なミサイル攻撃も覚悟しなければならなくなった。
はたして第3次世界大戦を望む、シオニストとDS達は、イスラエルが滅亡するかもしれないことを甘受してでも第3次世界大戦を望むのだろうか?
それとも次の火種をアジアに求めて日中紛争を仕掛けるのだろうか?