大母音推移

イタリア語は読める。
だけれども、意味は、解らない。

かも知れない。ローマ字読みで良いから。
スペイン語とかのラテン系とか、ドイツ語も大方、スペル通りに読めば良かったと思う。
英語だけが、おかしい。
って、本来、書き言葉は、話し言葉と合致してないと意味ないやろ?

イングランドでは、大母音推移と云う現象が発生し、書き言葉と読み言葉が乖離した。
時は、15世紀から17世紀くらいか?

印刷技術が進み、辞書が作られてスペルが固定した後で、ペストが蔓延して上流知識人が死んでしまい、ブロークンイングリッシュを話す下層民の話し言葉が残って、単語と対になった、と云う説があるとかないとか。

小学校でローマ字を習い、そのすぐ後で英語を習う羽目になり、習ったばかりのローマ字の音価と違っていたら、いたいけな学童は混乱するやろ?

なんで、This、がジスやねん? Zisuじゃないの?、これは母音の問題じゃないけれど。音声記号だと、ðís、って初めて習う単語にしては、ローマ字キッズには難しい発音だぞ。

「みなさ~ん、昔、イギリスで大母音推移って云う事態が発生しちゃいまして、書き言葉と話し言葉は一致していませんので、単語ごとに読みを覚えてくださいね。」って、説明してくれれば良かったのに。

って、小学生に大母音推移が解るかいっ!


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