はらぺこあおむし
はらぺこあおむし、の原題は、The Very Hungry Caterpillar、だと云う。
英語と日本語で、どちらが語彙表現力が豊かであるかは置いといて、直訳すれば非常に空腹な芋虫、であるが、よく和訳出来ている。
絵柄は、ちょうど緑だし。
青虫を英訳するとgreen caterpillarだが、実際にそ~ゆ~表現があるのかどうかは、知らない。
毛虫は、hairy caterpillarだ。
最近、ねこ毛虫がネコちゃんみたいにホワホワで可愛い、と云うネタがあったが、毒毛虫なので触ると危険と云うオチだった。
サザン・フランネル・モスの幼虫で、puss caterpillarと呼ばれた。pussyは「ねこちゃん」だが、(ぴ~)なので危ない単語である。
キャタピラーと言えば、パワーショベルやブルドーザーが履いているアレ、だが、アレはキャタピラー社の商標なので、一般用語として無限軌道とか、履帯とか、いろいろ呼ばれている。
まあ、普通名詞を企業が乗っ取る、ハシりかも知れない。
noteもだゾ。
Caterpillarはイモムシの意だが、履帯を履いた重機がのそのそ動くイメージと合致したからだろう。
日本語で、カタビラ、とも云う。キャタピラをたどたどしく片仮名にした様なものである。
だが、鎖帷子(くさり-かたびら)と云うものがある。鎖は針金を組んで線にしたものだが、鎖帷子は面にしたものである。刃物では容易には切れないので、防御に着用するものである。
これが、キャタピラみたいに、組むことに拠って自在に曲がる金属なので、ダブルミーニングでもある。
忍者ハットリくんの、鎖帷子、草鞋履き、のアレ、である。
鎖帷子は忍者専用ではなく、西洋にもあった。チェーンメイルと云う。
だから、不幸の手紙とも紐付けられた。chain mailと、スペルも同じ。
このネタ、3人の友達に拡散すると幸せになれるゾ。
って、それが、chain mailだって。
語源は共に、封筒、被覆、装甲、らしい。覆いかぶさるもの。
はらぺこあおむしは、1969年刊。からすのパンやさんくらいに古いのか、と思ったら、こっちは1973年刊だった。
どちらも日本版の出版社は同じ。偕成社。
ブッシュ大統領(子ブッシュ)の、子供の頃の愛読書は、はらぺこあおむし、だったと云う。
マスコミが調べたら、初版の年にはもう大学生やんけ!、と云うことで、読んでいないことがバレたと云うネタがあった。
いや、大学時代に読んで、スペルとか覚えていたかも知れないゾ。
はらぺこいもむしの著者、エリック・カールさんが、先日、亡くなっていたことが報道された。
御冥福を祈る。