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西条市三本松にあった「レスト喫茶・浮標(ブイ)」がTシャツで蘇る

愛媛県西条市。現在の愛媛県立西条高校の地にはかつて江戸幕府・西条藩の陣屋がありました。

かつて西条は陣屋町として発展し、その名残は陣屋を囲むお堀や中心商店街の成り立ちに見られます。

その陣屋跡の向かいに、レスト喫茶・浮標(ブイ)がありました。

西条市の隣、新居浜市出身の店主が、西条市内の別の店で修行を経た後、幼少期を親戚の家で過ごした西条市の三本松でお店を開いたのです。

多くのお客さんに愛され長らく営業しましたが、体調不良を機に閉店。

お店には数々の思い出と、新品のマッチが残りました。

お店の名前の浮標(ブイ)からも想像できるように、店主は釣りが好き。

お店を宣伝するマッチのデザインは可愛らしいお魚と、船になりました。

当時デザインの依頼は電話でイメージを伝えたのだとか。

そのせいか、船のイラストは店主が思っていた以上に豪華になってしまいました。

それも愛嬌、と店主は笑います。

その後、たくさんの新品マッチは様々な縁が繋がり、同じく三本松にある「ゲストハウス寺SOUL」にやって来ました。

西条市神拝 三本松にあるゲストハウス「寺SOUL」

ここで開催中の、西条市近辺の喫茶店などで作られたマッチ箱を展示する「続・マッチ展」で来場者に配られることになったのです。

浮標(ブイ)の魚と船は、時を経て、マッチ箱の小さなデザインを慈しむ人たちの手に渡っていったのでした。

レスト喫茶浮標(ブイ)の未使用・新品マッチ

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オフィス・フロリダでは、今回さらに多くの人にこのデザインに込められた街の記憶を届けようと、マッチ箱のイラストを活かしたTシャツを製作しました。

時代を反映したデザインの可愛らしさと共に、街への想いを馳せていただければ幸いです。

Tシャツはこちらより購入可能です。デザイン種類、サイズ、色豊富にあります。是非ご検討ください。




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