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同期から転職の相談を受けた件

こんにちは、電機くんです。

先日、会社の同期から転職の相談を受けました。以前、私が本気で転職活動をしていたのを知っていたのでアドバイスが欲しいとのことでした。昨今の転職の一般化に伴い、転職経験者は珍しいものではなくなりましたがまだまだ日系大手企業から転職する人は少ないです。それなのに同期が何故転職したいと思うに至ったのかと何を話したかについて書きます。

転職したい理由

同期の転職したい理由は

•今の職場環境、人間関係が苦しい
•昇進試験に落ちた

ということでした。一つ目はよくある事かと思います。二つ目は昇進試験を受ける年齢(ミドサー)でありましたが残念ながら落ちてしまったとのことでした。今年、試験が残念だったことからこれは神様が転職しろと言っているのだと思うと言っていました。

転職条件

転職条件は下記4つとのこと。1️⃣を優先して他3つを犠牲にしていいとのことでした。

1️⃣人間関係が良い会社、職場
2️⃣業界はこだわらない
3️⃣年収は下がってもいい
4️⃣地域は拘らない

転職条件に対する私の考え

1️⃣人間関係が良い会社、職場
人間関係が良い会社を入社前に選ぶのはご想像の通りなかなか難しいです。採用面接時に配属予定部署の上司や担当者と話をする事ができますが面接時の印象と入社後で180°変わることがありますし面接担当者が人格者でも部署の人間は人格破綻者がいるかもしれません。ここはもうほぼ運になってきますが出来るだけ失敗を避けるためには転職リクルーターに採用された場合の配属予定部署の雰囲気について聞くことです。

2⃣業界はこだわらない
ミドサーという年齢からも全くの未経験で異業界は現実的ではないため、今の保有技術を活かして異業界を検討。となりますが制御設計を担当してきた人のため異業界としてどういった会社が候補として上がるのか転職リクルーターに相談する必要がある。

3⃣年収は下がってもいい
人間関係が良好な職場と引き換えに異業界と年収が下がってもいいと言っていますが彼は既婚で子供もいるため年収を大幅に下げての転職は難しいはずです。現在年収800万円弱なのに対して600万円程度まで下げたとしても人間関係が大幅に改善する職場を引き当てるのは容易ではないと思います。アルバイトに近いレベル(300万円)程度まで下げたら大した責任もなく精神的に楽な仕事に就けるかもしれませんが明らかに子供がいる家庭が選択する転職ではありません。

奥さんも年収が下がることは許容していると言っていましたが現在は許容していても今後子供が成長するにつれて必要なお金が増えていくと不満が出てきて喧嘩につながることが考えられます。家族内のお金の問題は容易に解消できません。

800万円から100万円、200万円程度下げる程度では今より業界順位が低い会社または利益率が低い会社が転職候補先として上がってくるだけで転職の目的である”人間関係が良好な職場"に繋げられるとは思えません。むしろ現在より悪化することが考えられます。

年収の条件について私の考えは『現在の年収より高い条件を出す会社』を選択することです。上記の通り、職場環境の詳細は入社するまでわかりませんし異業界かつ年収を下げても環境改善に繋がるかは未知数。しかし家庭内でお金の問題が生じる可能性が高まることから転職を検討するなら年収を高くする転職を検討すべきと思います。

また、これは個人的な意見ですが年収が低い会社より高い会社の方が人格者、マネージメント能力が高い人が多いはずですので環境改善を狙うのであれば年収を上げるべきだと思います。

もし人間関係が現状より改善しなかったとしても年収が高くなればまだ我慢できるはずです。そこから次の転職先を検討するのもいいと思います。最悪なのは年収を下げたにも関わらず人間関係が悪い職場に当たった場合ですので。

4⃣地域は拘らない
働く地域を拘らないのはいいですが家族と転職先地域での生活についてしっかり話し合っておかないと採用されたはいいけど単身赴任になる場合があるので…。私の職場にも引っ越し間際になって奥さんから引っ越したくない、単身赴任で行ってほしいと言われた人いましたので…。こうなってくると何のために転職するのか分からなくなりますよね。

まとめ

同期から転職について相談を受けて条件1⃣~4⃣を聞いた上で私の考えを言いました。彼は最初、年収を下げることで職場環境の改善を図ろうとしていましたが私の考えを聞いて年収を上げる方で転職先を考えたほうがいいねと言ってくれました。今後、転職活動を始めていくと思いますが、現職に残るもよし、転職するもよしだと思います。会社に入社して10年ほど経つと皆仕事に慣れてきて転職を考える時期が1度はきます。その時に全力で転職活動をすると現職と他社を比較できるので現職に残るにしても意識が変わってくると思いますので。同期の転職活動を見守っていきたいと思います。

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