電気安全 名文 毎日が電気安善 まごころをこめてSDGs7,12 電気安全学習を消費者市民社会の中へ 2024年11月18日 22:44 ◆火災調査メールマガジン◆2024.11.18(第78号)火災調査員の視点から火災予防に役立つ情報を発信します。◆―――――――――――――――――◆「今月のテーマ:電気ストーブによる火災について」◆―――――――――――――――――◆ 寒暖差の激しい時期になりました。みなさんご自身の体調管理はできていますか?日中は暖かいのに日が沈むと急に寒くなるといったこともあり、お出かけの際の洋服選びに私も苦労しています。お家の家電も冷房器具から暖房器具へ変更するタイミングということで今回は電気ストーブによる火災についてお話していきます。◆――――――――――――――――◆<電気ストーブによる火災について> 横浜市における過去5年のストーブが原因の火災のうち、電気ストーブが原因の火災は全体の約7割を占めています。電気ストーブは電気を流すことで発熱します。金属線等の発熱媒体に電気を流し、その抵抗によってジュール熱が発生するという仕組みになっています。輻射式の電気ストーブは対流式の暖房器具と比べて部屋全体が温まりにくいため、足元を直接温めたり、洗濯物を乾かすために、温めるものに近い位置で使用していることが多いかもしれません。しかし、電気ストーブ正面の温度は、約300℃から900℃と非常に高温になります。布団や衣類に使用されている繊維の発火温度は、繊維により違いはありますが、約500℃から600℃となっています。そのため、布団や衣類の近くに電気ストーブがあれば、輻射熱で高温となったものが発火し、火災に至ります。以上のことから、火災の発生件数も他の暖房器具と比べて格段に多い状況です。次のURLは独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が出している電気ストーブによる火災の動画になります。https://www.youtube.com/watch?v=l2tja-meEg8◆――――――――――――――――◆<電気ストーブが原因の火災事例>・座布団を電気ストーブの前に立てかけるようにして置いて乾かしている最中に寝てしまい、座布団が輻射熱により発火した。・睡眠中に掛けていた布団が、ベッドの足元で使用中の電気ストーブの上に落下したため、布団が輻射熱により発火した。・幼児が誤って電気ストーブの電源を入れて動かしてしまい、電気ストーブ付近に置いてあった段ボールが輻射熱により発火した。◆――――――――――――――――◆ <まとめ> 電気ストーブの火災の多くの原因は、燃えやすいものが接触若しくは輻射熱により発熱し発火するといった至って単純な原因です。周辺に燃えやすいものを置かない、寝るときはスイッチを切り電源プラグを抜く等、火災の予防に努め、正しく安全に使用しましょう。また、各種布製品には燃えにくい加工がされた防炎製品があります。購入予定があるかたは、是非防炎製品のものを検討してみてください。◆――――――――――――――――◆<今年の火災件数について> 昨日までに市内で発生した火災は571件です。(前年比マイナス75件)また、出火原因数上位は次のとおりです。放火(疑い含む) 100件たばこ 90件こんろ 71件電気機器 64件配線機具 20件 最後までご覧いただき、ありがとうございました。来月も火災調査メールマガジンを、どうぞよろしくお願いいたします!◆―――――――――――――――――――◆◆火災調査メールマガジンに関するお問い合わせ sy-yobo@city.yokohama.lg.jp◆配信登録や解除、配信メールアドレスの変更https://ml.city.yokohama.lg.jp/sympa/info/kasaichousa《横浜市からのお知らせ》◆横浜で初めて行う万国博覧会 2027年3月19日~9月26日「GREEN×EXPO 2027」(2027年国際園芸博覧会)開催 https://expo2027yokohama.or.jp/◆よこはま防災e-パークリニューアル!いつでも、どこでも、身近に防災を学ぼう! https://bousaie-park.city.yokohama.lg.jp/◆災害にまつわる注意喚起や消防局内のイベント行事のお知らせなど、横浜消防の今がわかる! 横浜市消防局X(旧 Twitter)(@YOKOHAMA_FIRE_B) https://x.com/YOKOHAMA_FIRE_B ぜひフォローを!◆横浜市民防災センターで楽しく学んでしっかり備えよう! https://bo-sai.city.yokohama.lg.jp/あうたびに、あたらしい Find Your YOKOHAMAすごく分かりやすい名文でした。電気安全が続きますように ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する