絵とき自家用～が優秀すぎる件
先日買った「絵とき 自家用電気技術者実務知識早わかり 」。
これがとってもわかりやすい！
正直、試験に特化していないので内容にあまり期待していなかったのだが、すいっとよりこっちのがメインの参考書になりそうな勢い。
たとえば平成25・21年出題されたＵＧＳに関する問題。
Ｑ，UGSに関する記述として不適切なものは。
１、電路に地絡が生じた場合、自動的に電路を遮断する。
２、地絡方向継電装置を使用することがのぞましい。
３、電路の短絡電流を遮断する能力を有している。
４、定格短時間耐電流は受電点の短絡電流以上のものを選定する。
答えは３。UGSには短絡電流を遮断する能力はない。
すいっとではUGS内蔵の断路器の説明に「短絡電流を遮断する能力がない」とは明記されておらず、問題を解いてはじめてそれを理解する。
絵とき～では断路器の説明は見出しから「電流遮断機能をもたない断路器」と書かれ、以下断路器の説明が開始されるため、頭にすっと入ってくる。要点のまとめ方が抜群にうまい。
自家用電気技術者向けとあって試験に関係のない掲載も多いが、流し読みしても十分なクオリティ。
もうなんだ、こっちのが頭にすいっとできるじゃん！
やっぱり第一種ですいっとは博打だったかなあ～。
図書館でずっと貸し出し中になっていたので仕方なく買ったけど、これは当りの本でした。
（2016年04月08日）