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ゆっくり解説動画の台本を作るポイントを4つ紹介します
最近Youtubeなどで、ゆっくり解説動画というものが投稿されていますよね。デフォルメされたキャラにゆっくりボイスで喋らせて、あるテーマについて面白おかしく解説していく、というタイプの動画です。
自分は以前から多くのゆっくり解説動画を見てきましたが、この前ゆっくり解説動画の台本作成を依頼されました。その時作成した台本は、動画10本分以上になります。
今回はそんな自分が、ゆっくり解説動画の台本を作成する際に注意するべきと考えたポイントを4つ紹介したいと思います。動画を作りたいと思っているけど台本を作る時点で悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてください。
動画全体の論理を組み立てる
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1つ目のポイントは、動画全体の論理を上手く組み立てることです。これは解説動画として、前提になる話ですね。
解説動画で肝になるのは何と言っても情報。解説動画全体の論理を上手く組み立てて、わかりやすく説明しなくてはいけません。論理展開が崩れていると、動画すべてが破綻してしまいます。
情報を精査し、動画内で過不足なく伝える必要があります。動画を作成する前にリサーチを徹底的に行い、情報の確実性を担保しながら要素を組み立てていきましょう。
またここで重要になるのが、webライティングの技術です。web上で情報を発信する場合は、必須のスキルになります。動画を作成する前に、軽く勉強しておくのも良いかもしれません。PREP法などの論理展開の型を覚えておくと、動画を視聴している人にわかりやすく情報を伝えられるため効果的です。
動画を作る前に、下準備をしておきましょう。多少の手間になっても時間をかけて下準備を行った方が、かえってその後の作業がスムーズになります。
1人は動画のテーマに詳しく、もう1人は素人として会話させる
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2つ目のポイントは、動画内では「1人はテーマに精通しており、もう1人は逆に何も知らないという設定で会話させる」ことです。これはわかりやすく説明するための、工夫のひとつになります。
解説動画を見に来る人の大半は、その動画のテーマに関しては詳しくないことが多いです。そのため登場人物の1人が素人である方が、視聴者と同じ目線で話を聞くことができます。視聴者の共感が得やすくなるためオススメです。
また、専門用語などを解説する必要が出た場面で、自然な流れで説明を入れやすくなります。動画のテーマによっては、どうしても専門用語の使用が避けられないことがあります。
しかし解説動画は、そのテーマに詳しくない人にもわかりやすく説明できるものであるべきなのです。目安としては、中学生くらいの人にも理解できるくらいでしょうか。
義務教育までの知識で動画を見た時に「アレ?」となる部分においては、詳しく解説を入れましょう。そしてその解説を自然な流れで入れるために、素人キャラを会話で出します。素人側のキャラが「聞き慣れない単語が出てきたけど、それってどういう意味かしら?」などといった反応ができることで、動画がうまくまとまりますよ。
主語は短くして、最初に持ってくる
3つ目のポイントは、主語を短くして最初に持ってくることです。これはは、webライティングの技術のひとつになります。しかし解説動画を作る上では、なお意識した方が良いことだと考えています。
動画で使用されているのは、字幕と音声です。しかし一度に表示できる字幕の数には限度があります。たくさんの字幕をいっぺんに出してしまうと、字幕がはみ出たり小さくなりすぎたりして、視認性に問題が発生するためです。
従って、動画は視覚的にもわかりやすいことを意識したいところ。一度に表示できる文章は限られているので、長くならない文章で簡潔に説明するべきでしょう。
主語を短くすることで、説明がわかりやすくなります。また主語を最初に持ってくることで、文章が簡潔に展開できます。長い前置きの文章は、いちいち覚えてられないですからね。webライティングにおいても、大事なことです。
ただし、これは絶対ではありません。大事なのは、動画の文章全体のリズム感です。文章が毎回同じような構造だと飽きてしまうので、たまに特殊な形の文章を織り交ぜると良いでしょう。
相槌はたくさん入れる
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4つ目は、相槌をたくさん入れることです。これは自然な会話をするための、細かい工夫と言えます。
解説動画では、解説役のキャラの発言が自然と多くなるでしょう。動画で必要な情報を出すのは、やはり解説役だからです。
しかし解説ばかりに話をさせていると、視聴者は疲れてしまいます。それは会話の変化が乏しくなってしまうためです。ただひたすらに解説役が話して情報を垂れ流すだけなのは、飽き飽きしてしまうでしょう。
そのため、聞き役が程よく反応を入れることが肝心になります。聞き役が上手く話に入っていくことで、会話にメリハリが生まれます。自分は解説役が2-5回話したら、聞き役が1-2回セリフを入れるというペースを交互にやっていくのが良いと考えています。しかしこれは人によって感覚の違いがあるので、個人の好みのペースを探していきましょう。
相槌も、会話に変化を生み出す工夫のひとつです。適切な頻度で相槌を入れることで、会話のメリハリが強調されて自然な会話にもなります。話し役が変わるタイミングでは、ほぼ確実に相槌を入れるくらいでも良いです。ただしすべてに相槌を入れると会話のテンポが悪くなってしまうので、絶対入れる必要はないでしょうけどね。
動画内でも自然な会話を意識することで、説明がわかりやすくなります。視聴者が最後まで楽しく見られるように、疲れない動画づくりを心掛けましょう。
まとめ:詳しく知らない視聴者にもわかりやすく話を聞いてもらえるような工夫をしよう
解説動画は、視聴者の多くがその動画のテーマについて詳しくないことが多いです。そのため必要なのは、テーマについてほとんど知らない視聴者でもわかりやすく動画を見てもらえるような工夫をすることです。
論理を上手く組み立て、簡潔な文章で説明し、相槌を入れる。また視聴者と同じ目線で会話できるように、登場人物の1人を素人として設定する。他にも考えられる工夫を挙げればキリがありませんが、細かな気配りを交えていくことでわかりやすい動画ができるでしょう。
あとは動画を投稿しながら、洗練していきましょう。動画にしてみないとわからないこともありますので、動画を作成してトライ&エラーで内容を良くしていくと良いと思います。皆さんも、ぜひわかりやすく面白い解説動画を作ってくださいね。
今回はここまで。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。