おれと喧嘩したときの話

VSヒカキン
スピードとスタミナに優位があるもののシンプルに体格差でやられる。決まり手はヘッドロック。ヘッドロック状態での「ブンブンハローYouTube」は子どもたちのトラウマとなるだろう。

VS伊藤先生(高校バスケ部顧問)
多彩な足技で下半身にダメージを与え、戦略的に倒すこともでき、勢い任せに一気に攻め込んで倒すこともできる。要するに雑魚。相手は元アーチェリー部ということだが、そんなインキャスポーツ出身者におれは負けない。スカウター機能もついてない眼鏡なんてさっさと外せ。

VSバーバパパ
人類を超える存在。異生物。ほぼUMA。全身ピンク色の物体はありとあらゆる形に変化するため狙いが定まらない。打撃も絞め技も効果はなく打つ手なく負ける。
以下、バーバパパのコメント
「ペロペロさせて〜〜」

VS MacBook Pro
スタイリッシュなデザインと確かな性能で人気を集めているが、打撃に弱いという喧嘩における致命的な設計ミスをしている。液晶を拳で粉砕し、2度とイキがれないような状態にしてやる。『Pro』と名乗るにはまだまだ実力が備わっていないようだ。

VS高田茉子ちゃん(0歳7か月)
「アーアー、ブーブー」
うるせえな〜
右手拳『ドン!!』
はい、おれの勝ち
(大変失礼致しました)

VS真相報道バンキシャスタッフ一同
おれにとってはじめての集団戦。
真実を追い求め、真実をありのまま視聴者に提供するくそインキャ理系集団。
「偏差値40台の大学に通っている」
「日本人男性の平均身長を下回ってる」
さすがくそインキャ理系集団。おれに関する真実を的確に指摘してくる。リサーチ力では右に出るものはいない。こいつらにはモラルも人の心もあったもんじゃない。そんな奴らにはこちら側も人の心を持たずひたすらに暴れまくるのみ。命中率は悪くとも、打たれ弱いインキャ理系集団には当たればイチコロ。意外にも体力が尽きる前に全員始末できました。部活で鍛えた体力がここで活きるとは。さあ来週の放送では『バンキシャスタッフ、青年にボコボコにされる』と高々に真実を報道するが良い。

VS池にいるでかい鯉
水中にいる敵と戦うのは初めてで、濡れて重くなる服、水圧で動きが鈍くなる足、決しておれにとって好条件とはいえない環境での決戦となった。しかし、蓋を開けてみれば相手はポケモンの雑魚キャラ“コイキング”のモチーフになった生き物。攻撃能力は皆無なうえ、水中での動きはそれなりに速いが陸に上げてしまえばなす術なし。そっと急所をひと突き。即死。あっけなく勝利。『進化すればギャラドスだからめっちゃ使える』と夢を見ている小学生に『進化すれば強いが、進化しなければいつまでの雑魚』という現実を突きつける結果となってしまった。

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