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My Japanese Story - Part 2
さっきの話に戻りますが。ジャズの勉強方法で日本語を学んだことについて説明したいと思います。僕はヨーロッパの西の方のジプシーミュージシャンのコミュニティーでミュージシャンとして成長しました。そのコミュニティの中で一番大切なのは環境です。みんないつも集まって、楽しく時間を過ごしています。上手な人は前で演奏して、若者や初心者も参加できるんですけどちょっと静かに邪魔しないように演奏します。
実は僕は内向的な人なんですけど日本語を上手くなりたかったのでよく日本人の友達と会っていました。その時、もちろんあまり喋れませんでしたが友達の会話を聞くことができたのでたくさん勉強になりました。
本当に環境が一番大切なことだと思います。
例えば毎日何回か、敬語に慣れるためにコンビニやマックに通っていました。笑笑
文法を分からなくても色々な役に立つフレーズを使っていました。
例えば、「ダブルチーズバーガーのセット1つとダブルチーズバーガーを単品でもう一つお願いします」など。
他にも色々なお店に行く時、敬語をたくさん聞くことができます。例えば「レジ袋、どうされますか」とか「袋、ご利用ですか」とか「レジ袋、どうしますか」等。最初は、全然聞き取れなかったんですけど毎日、通って行くうちにすぐ慣れてきました。
音楽と同じでした。最初は、音楽理論とかあまり詳しくなかったんですけど毎週ライブハウスに行く度に演奏しているミュージシャンにたくさんの質問していました。例えば「すみません、この曲を何て呼ぶか教えていただけませんか?」とか。毎週通っていたので、そのミュージシャンが僕のことにすぐ気づいてくれるようになりました。だんだん、仲良くなって、たまに演奏に誘ってくれるようになりました。
日本に引っ越してくる前は自分のアイデンティティーについてあまり考えたことがなかったです。アジア系カナダ人なんですけどそのことは全然気にしていなかったです。それに、ジプシーとたくさんの時間を過ごしたのでその人たちの影響も強く受けました。なので自分のアイデンティティがいろんな文化から影響されています。
音楽修行していた時「音楽だけではなくて、その音楽の歴史や文化をちゃんと理解するようにね」とよく言われました。ジプシーの友達が特にジプシーの文化や歴史をすごく詳しく教えてくれました。
日本では「ジプシージャズというジャンルが存在しない」とたまに聞きます。あとは、日本の文化と欧米や特にジプシーの文化は全然違うと思います。外国人に日本を案内する機会が結構多いです。いつも「日本のことどう思いますか」と聞くと「日本は違う惑星みたいですよ!」とよく言われます。実はある日、バーで外国人の友達にそう言われて、他の外国人のお客さんがちょうどバーに入ってきて、マスターが挨拶して「日本、初めてですか?」と聞くと「はい!」と返事されました。マスターが「日本は、どう?」と聞いたら全く同じことを答えました。笑笑
なぜこの話をしたか、Part 3で説明したいと思います。