見出し画像

ジーンズのベルトループはまだ100年しか経っていないんです!?

今年はリーバイス501XXにベルトループが
ついて101年。

それまでズボンといえばサスペンダーを
使って吊るもの。

ベルトが一般的に普及するようになったのは
20世紀に入ってからです。

クリケットなどのスポーツでは早くから
布のベルトが使用され、サスペンダーと
比べても動きの制限が受けづらく、尚且つ
ウエストを締めてズボンのずり落ちを
防ぐ道具として普及していました。

そしてジーンズは20世紀に入る頃には
炭鉱などで使われる作業着から
カウボーイが履く作業着に移り変わります。
当時馬の上でジーンズを履くには
サスペンダーよりもベルトの方が
動きやすく都合が良かったようです。
そこでリーバイス社はそのニーズに
応えるため1922年にベルトループの
付いた501XXを販売します。

ただ当時はまだまだカウボーイ以外も
多くの人が使っていたため
サスペンダーやシンチベルトの要望も
強く、しばらくの間両用できるように
なっていた。
というわけです。

1928年には当時のロデオチャンピオン
ケネスクーパーが501XXにベルトを
している写真が残っていて、
この頃までにほぼジーンズはベルトを
して履くものと認知されていった
ようです。


そしてこれは私は意外だったのですが
リーバイス社も早くからロデオ大会の
スポンサーとなり、大会のチャンピオンには
チャンピオンシップベルトのバックルを
長年チャンピオンに賞金と共に送って
いたそうです。

1930年代にはジーンズの象徴の一つ
としてベルトが認知されるようになった
と言えるのかもしれません。

今では当たり前のベルトループですら
100年前は新しいディテールだったの
ですから不思議なものですね!


僕らにとってはベルトも欠かせない
ジーンズのアイテムなのに^ ^


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?