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【マッチングアプリで100人とデートしてみたら】合コンの2股クン #3

【マタアイマショウ】

2股クンの「待ってて」電話から2日後。
私は2股クンが彼女と別れるのを待ち切れず、自分から「会いたい」とメールをしてしまいます。
それをきっかけに、また2股クンとの連絡やデートが復活!
また会えるようになったことが嬉しくて、その関係を壊したくなくて、私は結局、彼女と別れたのかどうかハッキリ聞けずにいたわけです。

ハイ!「都合のイイ女」一丁上がり~!

そらもう、この時の私、2股クンからしたら、最高に「都合のイイ女」ですよね!
自分に彼女がいることは知った上で、自分に好意を持って会いに来てくれる。その上「ちゃんと別れて」とかうるさく言ってこない、と来たもんだ!
「別に付き合わなくても、デニールはオレの側にいてくれる。あれ?これ、オレ彼女と別れる必要なくね?」
とか、ズルイ考えが頭をよぎってもおかしくないですよね。
だって、別に「本命の席」を私に譲らなくても、私は側にいるんですもの。「本命の席」はそのまま現彼女に座らせといてもいいんじゃない?となるわけです。

「待ってて」電話から約一カ月。
そんな2股クンの気持ちが態度にも出だします。

【バタバタしてた】

毎日のように来ていた連絡は徐々に減り出し、2・3日メールが返ってこないこともありました。(特に土日ね!)
そして、そんな時、2股クンは決まって「ごめん!バタバタしてた」と言うようになりました。
これ!これもテストに出ます!
「バタバタ」て!もう言い訳するのも面倒くさくなってますよね!
こういう具体性のない理由を言い出したら、相手の自分に対する気持ちは薄れていると思って間違いない。
さらに電話が繋がっても、ものの10分ほどで「また連絡する」とお決まりのセリフを吐き、切られてしまう!

あれ…?これ、ちょっとヤバくない?

そう思い始めた頃、2股クンから突然のお誘いメールが!

「デニール、今日会える?話したい事あるんだけど」

【突然の朗報】

何だろう?このタイミングで話って。私、ついにフラれるんじゃ――?
不安いっぱいで会いに行くと

「あ、オレ彼女と別れたから~」

えええええ!?
別れただと!?!?

ていうか、やっぱり今までは別れてなかったのね…。

いや!
この際、そんな小さなことはどうでもいい!

私「本当に…?」
2股クン「本当だよ。ホラ」

2股クンは彼女に送ったメールを見せてくれた。

「まじ意味分かんねぇし。もういい、別れる。もう連絡してくんな」

本当だー!
でも何か、ケンカ別れっぽい…?

「な?」
そう言って2股クンは満足げにスマホを引っ込めた。

これ、仲直りしたら復縁したりとか…ないよね?

少し不安はあったものの「2股クンが彼女と別れてくれた」という嬉しい事実が、そんな不安をかき消してしまった。

その日は彼女からの連絡に怯えることもなく、2股クンと楽しい時間を過ごした。

そして翌朝。
2股クンとバイバイして家路についている時、ふと気付いたのだ。

あれ?
私、「付き合って」って言われてない…?

2股クンは彼女と別れたんだから、もう何の障害もないはず。
でも「付き合って」の言葉がなかった。
(2股バレる前は、あんなに言ってきてたのにね!)

まぁ、彼女と別れたばっかだし、色々落ち着いたらちゃんと言ってくれるでしょ~。

…その考えがいかに甘かったか、後日嫌でも知ることになるんですけどね!

【バタバタしてた again】

それから2日間、2股クンはメールや電話をすごくマメにくれた。

しかし3日後。金曜日の夜。
異変は起きた。

2股クン、今日はバイトないはずだし、電話してみよう!

そう思って電話をかけると…

「留守番電話サービスセンターです」

あれ?
直で留守電に繋がる。

その後、メールもしたけど返信なし。

次の日も連絡が返って来ることはなかった。

そして翌々日の日曜日。
ようやく2股クンから着信が合った。

私「もしもし!」
2股クン「もしもし、デニール?」
私「2股クン!どうしたの?連絡つかないから心配してたんだよ~」
2股クン「ごめんごめん。ちょっとバタバタしてて

!!!

出た!

2股クンの「バタバタしてた」

…再発。

私「そうなんだ…。今は何してるの~?」
2股クン「今は家でご飯食べてるよ。もうちょっとしたら出かけるから、そろそろ準備しなきゃだけど」

…「出かける」って。
どこに?
誰と?
何しに?

「バタバタしてた」とか「出かける」とか
全体的にふんわりしたことしか言わない。

こういう時の男は、ものすごく怪しい!
嘘ついたり、何か隠してる。
具体的な嘘をついてしまうと、後でつつかれた時にボロが出るかもしれない。
それに、嘘をつくことに罪悪感は一応あるから、ふんわりしか言わないことで「嘘はついてないよ」と、自分を守っているんです。


2股クン「デニールは?何してるの?」
私「私は…家でゴロゴロしてるよ」
2股クン「そっか~。てかゴメン、そろそろ準備しなきゃ」
私「そっかぁ…」
2股クン「ごめんな。また連絡する!じゃあ」

「また連絡する」
お決まりのセリフを吐いて、とっとと電話を切られてしまった。

時間にして、ほんの5分。

【あなたとコンビにデニールマート】

さらにその後、3日間。
私からの連絡は全てスルーされ、2股クンから返信が来ることはなかった。

そして4日目。
ついに2股クンからメールが届いた!
「デニール、今何してるの?」

私がこの3日間に送った
「げんき?」や「今週空いてる日あったりする?」
なんかのメールは無視ね!

いいの!
いいんだけどね?

私「いま学校だよ。もうすぐ授業終わるけど」
2股クン「学校終わってから何か用事ある?ヒマだったら家おいで」

用事…

あるわけないです!
あったって抹消します、そんなもの!

私は2股クンに会いたすぎて
24時間、呼べばいつでも飛んでくる、いわゆる「コンビニ女」になり下がっていた。

これ、よくないね!
「コンビニ女」は、結局本命に選ばれないのよ。

だっていつでも開いてるんだもん。
こうやって突然暇になった時にでも行けば(会えば)いいか、って思っちゃうよね。

ちゃんと前々から予約とってしか行けない(会えない)高級寿司店みたいな女になりたいとこだよね。

さて、そんなコンビニ女の末路は?

次回、デニールの逆襲!あなたの部屋を調べ隊!
乞う、ご期待!

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