僕が路面電車の運転士になるまで①
将来の夢はでんしゃのうんてんし!
子どもの頃に憧れた職業はなんですか?
僕は物心ついた頃から電車の運転士になりたかったんです。
なぜなのかは分からないけど、身内に国鉄で車両整備や運転士をしていた人がいたり、父が鉄道マニアだったりそういう環境が影響していたのかもしれない。
途中でドラマ「グッドラック!」のキムタクに憧れて、パイロットになろうと思った時期がありました。
ただ中学から始まった英語で壊滅的な成績を叩き出した僕は飛行機マニアの道へ進むのでした…
鉄道会社への就職を考え進学したはずが…
高専へ進学し、4年生の終わりから始まる就活で学校にきた求人を見ると…
鉄道系の求人はなんと某JRとグループ会社からの4社のみ!
JR1社は電気系保守業務のみで運輸系への進路はないという求人だったのです。
そちらの求人は同じクラスの子に譲り、もう1社のJRを受けた僕はあえなく1次試験でお祈りされたのでした…
就活早々に新卒での鉄道会社への就職の道が絶たれた僕は大いに動揺し、気を紛らすために引退した部活へ参加し後輩の練習のお手伝いに精を出すのでした。
その後、鉄道系も手がける某大手重電メーカーの工場を受けるもまたお祈り。ただ今思えば行かなくても良k…(おっと!
そして最後にまだ求人が残っていた某鉄道会社のグループで鉄道電気工事会社へ入社が決まりました。気がついたら40人いたクラスメイトで最後に就活が終わった学生だったのです。
担任に言われたのは…
クラスで最後まで就活をしていた僕もようやく就職先が決まり、担任も安堵していると思いきや言われたのはこんな言葉でした。
「お前がこれで納得してるとは思わない、(就活は)これで終わりじゃない」
「中途で鉄道会社に入って運転士をしてる奴をウチの卒業生でも何人もいる、○○(鉄道会社)にも運転士でいる」
とりあえず就活が終わりホッとしていた僕はこの言葉をぼんやりとした気持ちで受け取っていました。
担任の言葉が現実になるとも知らずに…
つづく…
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