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トレセン学園はどこにある? 他ウマ娘背景地考


2024.08.05更新
ストリートビューの使用約款変更対応

某公園とは、ゲーム内の夜景で有名なモデルの公園ですが、以前、とあるアニメ映画の舞台になり、聖地巡礼という名前すら存在しない時代に、地元の方々の相当な怒りを買ったというのを当方は既存知識として理解しておりますので、それを知る者としては、慎重にならざるを得ません。
ゲームの制作側が、それを知らなかった可能性はあります。他のゲーム作品でもモデルになっておりますが、問題となったのは30年も前の話です。なので今ならば現地でも問題がないのかもしれませんが、慎重に慎重を重ねております。ご理解くださいませ。

True End

2023.07.29更新
各地の更新がゲーム内でも進んでおりますが、某公園等の扱いが難しい為、更新にはもうしばらくのお時間をいただきます。


自分が、所謂『聖地巡礼』をしたのは、その言葉ができる以前、1986年の、TBSドラマ『男女七人夏物語』の隅田川にかかる、清洲橋を見に行ったのが、最初だったと記憶しています。

その際、北海道から来たという女性二人も同じ巡礼をしており、桃子のマンションとか一緒に色々と回った昔の思い出。
映画やテレビドラマのロケ地として利用されたのが切欠で、今で言う街おこしになった場合も多く、『幸福の黄色いハンカチ』の夕張、『北の国から』の富良野と、北海道に限らず、またドラマの枠を超え、アニメ、ゲーム、漫画小説と、実際に使われた舞台が、聖地と化した例は、今も増え続けています。大洗のような大成功例もありますが。
反面、聖地化等迷惑という考えもあります。『らきすた』の際に、名のある地元の方が、ネットでは定例句と化した、「何か変だな」の勢いで批判の論陣を張りましたが、大量の大反論に逃げ失せたのも、今となっては昔の思い出。
ですが、ネットによくある動画の、スカっとする話の数は、やり込められた者達の数と同じという事実は、動かせない数字であるのも確か。スカっとする話の分だけ、駄目な者がいる。
どんな作品でも、巡礼中に、聖地で悪さをする者は、います。
色々な事情も重なり、モデルの街は間違いなくここなのにボカしているとかも多く、ウマ娘でもゲームコンテンツやアニメでは、競馬場は明確に、トレスかと思わせるレベルで正確に、レース場として描かれておりますが、他が、漠然と、『府中』で終わっています。
確かに駅前等、ランドマークとなる風景は固有名詞等を変更するだけでそのままが多いのですが、もう少し細分化すると、どこだここ、となるように、ゲームもアニメもわざと仕上げてあります。
そこには、昔からある技法や近年の問題等が隠されているので、ならば掘ってみようというのが今回のお話です。
ではまず毎度おなじみの無断転載禁止告知と、拙作のご紹介。
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今回は引用比較が多くなりますので、著作権法の引用規定を順守し、またグーグルマップ、アース、ストリートビューの使用約款を踏まえて表示しますので、一部見難さ面倒臭さがございます。また無断転載防止の意味も含まれておりますので、ご了承ください。
尚、引用先記載のない写真及び映像は、出展記載不用のフリー素材より使用させていただきました。
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2022.05.28 補足追加
2022.12.11 補足追加



トレセン学園は府中のどこにある?

基本となる府中の地図

引用元:Google社「Google マップ、Google Earth」

トレセン学園は、東京競馬場ではない

間違えている方が相当に多いが、現在の東京競馬場の位置が、そのままトレセン学園になっている訳ではない。明確な理由で否定できる。
わかっている公式的な条件は、『府中にある』『東京ドーム17個分の敷地面積』というだけ。東京競馬場が疑定地という公式からのお達し(一次資料)をお知りの方はお教えを。
皇居が25個分、幕張ネズミ王国が11個分、USJが9個分。つまりUSJの敷地が二倍で、トレセン学園と同じ。踏まえ、東京競馬場は、何とまさかの、17個分になる。
この事実が、東京競馬場がトレセン学園の場所にされたのだとは思うが、では、ゲームやアニメでの、東京レース場は、どこにあるのかという話になる。トレセン学園にレース場は併設されているが、それは東京レース場では、ない。
東京競馬場がトレセン学園だと疑定した場合、ゲームやアニメ内の東京レース場は、別の場所にある話になってしまう。だがアニメ1期1話を見る限り、絶対にない。つまりトレセン学園が東京競馬場ではなく、その近くに同じ面積で存在すると考えるのが、理に適う。

製作年により多少の変化はあるものの、トレセン学園の構造の大元はそのまま。
では、ここは府中の、どこだ。
アニメとゲームは別の物(そもそもウマ娘の世界がマルチバースではあるが)だが、製作元が同じで構成管理しているという前提で、話を進める。

消え失せた甲州街道

アニメの1期と2期の1話に登場した、府中の空撮鳥観図
位置角度が違うが、赤枠の部分が同じ場所を示している。府中市民陸上競技場、府中市民球場、東京都立農業高等学校の敷地になる。問題は、この光景の中に、トレセン学園が、どう見ても、ない。

赤枠が1期、紫枠が2期鳥観図範囲

赤と紫の枠内に、トレセン学園は、ない。
そうなると、その広大な敷地を抱えられるのは、北府中駅の左にある大きな空間、三億円事件でおなじみの東芝府中か、右上に少しだけ見える多磨霊園しかない。府中の森公園と、隣接する航空自衛隊基地は後述するが除外できる。
詳細を詰める前に、アニメの鳥観図と、地図を見比べてほしい。真ん中を東西に走る黄色い線。下段の中央自動車道は、きちんとアニメに存在しているのはわかるだろう。線路も京王線、南武線、武蔵野線が地図通りに描かれている。
だが、上段の甲州街道が、1期にも2期にも、描かれていないのだ。また一部道路が、明らかに途中から消えているし、南武線も2期では西側が、怪しい。
自分はこれを見て、昔から製作する場合に良くある、「一部だけ変えるからここは実際の府中ではないのですよ」という言い訳に見えた。実はこのやり方、今でも相当に多い。文字表記で、神奈川県横浜市を浜横市とか浜崎市にする反社系Vシネマに多く存在すると言えば、わかりやすいだろうか。
どんな街でも、昔から存在するのは寺社と街道だ。川の流れは年単位で変わる。『府中』で一番古い存在を消して、『府中』ではあるが、皆の知る『府中』ではないと、言い張る。
今回のこの処理は、府中という場所は変えたくないから、背景の見え方を変えた、という可能性が非常に高い。何故なら、鳥観図の下半分、建物の形が、1期も2期も、実際とは相当に違う。
ただし、建築計画的に、将来、こうなっているだろうという予測で描かれている場合もあるので、そこは今後の経過観察が必要となる。
なので、ここまでの論として、トレセン学園の推定位置は以下の通り。

➊場所は府中としてあるが、明確な疑定地はない ◎
➋東芝府中(アニメ2期の府中鳥観図に、工場として描かれている) ▲
➌多磨霊園 X
➍多摩川ボートレース場 大穴

自分としては、➊だと考えている。➋も➌も可能性はあるが、そこを次から情報として埋めて、皆で判断していただければ幸い。
そもそも、何故競馬場はリアルに描き、街中をぼかすのかの理由は、最後に。

2022.05.28 追加部分

STARTING GATE! -ウマ娘 プリティーダービー-におけるグラスワンダーの絵

引用出展元 STARTING GATE! -ウマ娘 プリティーダービー- 30レース© Cygames.Inc

拡大しても、元の文字が不明という残念結果。
ただ、地図を見て解釈すると、スタート地点がトレセン学園であるという想定では、右下の楕円が東京レース場に疑定される。楕円の中の先頭の文字が、『ト』にも『レ』にも見えてしまう。楕円が東京レース場なら、線路は京王線になる。つまりトレセン学園は、京王線よりも北にあるという話になる。
踏まえ、このSTARTING GATE!は、背景設定に矛盾が生じている。アニメ1期からの流れを比較考慮すると、東京レース場とトレセン学園のコースを混同して描かれている場合が多い(スタンドの描き方に混同が顕著)。なので確定要素としては、弱いと見ておくべきだろう。

2022.12.11 追加部分

アニメ第1期第1話「トレセンの最寄は次の駅だよ」の案内に関して

ここは確かに『東府中駅』ではあるが

この第1期第1話の駅員の話を、加味していないのではないかという意見が某所であったとお知らせいただいたので追加だが、地図を見れば誰でも簡単にわかる通り、東府中駅の隣接駅は、『府中競馬正門前駅』『府中駅』『多磨霊園駅』の3駅になる。ただしアニメの話の流れとしては、『府中駅』と判断できる。理由は、スペちゃんは新宿からの切符である描写があるから、『府中競馬正門前駅』『府中駅』のどちらかが、トレセン学園最寄り駅にはなると考えられるのだが。

話の展開で、東京レース場に場面は移り、この段階ではトレセン学園は東京レース場近辺と判断できる材料にはなるが、東京レース場が東京競馬場として疑定はされても、アニメのその後の展開を見ても、東京レース場が、トレセン併設のレース場ではないのは、明らかである。
「次の駅」の駅名が作品中で明確に示されていない以上、どの駅がトレセンの最寄り駅だとは、断言しずらい。
また、JR北府中駅がトレセンの最寄り駅だったと仮定した場合、路線交差で乗り換え駅がないので、京王線での最寄り駅は府中駅になるのも道理。つまり、この駅員の案内は、最寄り駅が府中駅だとしても、トレセン学園が府中近辺である以上の、明確な場所を示す材料には、なりえない。なので扱いをしなかった。

(追加ここまで)

他に地理的に判明しているのは各種あるが、代表例だけご紹介。

1⃣寮の出入口門は北向き

アニメ2期10話から。テイオーが夕日を背負っているので西側から歩いており、キタちゃんが門の前におり、西からテイオーが姿を見せるので、結果寮の門は北向きになる。

影が西から東に伸びているのが確認できるので、寮の門は北向きで確定

2⃣はちみーはちみーはっちみー

場所は府中駅周辺であり、旧府中伊勢丹をモデルにしている建物がある

府中伊勢丹が閉店したのは2019年9月末。
アニメ二期放映当時、もう伊勢丹は存在していなかったが、ウマ娘の時代設定は90年代ともされていたので問題ないとは思う。アニメの製作時期にもよるだろうから、ここらはご愛敬の話だ。
だが、いつの間にか、この90年代が設定という話が消えた。
その理由は、大井レース場の実装だと思われる。ゲームとシンデレラグレイでは、大井競馬場のスタンドが、2000年初頭から改修が続けられている新しいスタンドが描かれている。
いくらマルチバースとはいえ、昔の鉄火場大井を描くのは、流石に問題があったのかと考える。また大井競馬場の過去のスタンドを残した写真が、まあ少ない。理由は簡単で、スタンドを撮影するような酔狂な者がいなかったから。

東京大賞典前に写る現在のスタンド。イナリワンが実際に走った時期には存在していない。


わかりやすい疑定地

府中駅前

ゲームでは、「KEIO」が「SEIO」に変更となっている

説明の不要なわかりやすさ。ガードレールの有無や様式違い等、実際とは異なる部分は意図的な変更でもあろうが、優しい部類。

初詣の神社

そのまま過ぎるのでゲーム画像は、なし

大國魂神社。背景絵すらいらない、説明不用のわかりやすさ。

緑枠が追加部分

いまいちわかり難い疑定地

温泉福引の商店街

北府中駅の東500m程にある、晴海町商店街であると疑定できる。
理由としては、特徴的な街灯が酷似しており、街の造りや舗装も似ている。

また背景に見えるマンションが、商店街北側のあるマンションと酷似。

青枠追加部分が、晴海町商店街

前述の➋に、非常に近い場所になる。
踏まえて、同じ場所を使うミスタシービーSSRサポカイベントから。
てかシービーが出ているからこの企画をやる気になっ以下略。

謎の滑り台の公園

ここは府中の森公園となる。ここが独立している以上は、トレセン学園がこの地域に疑定されるのは、ない

黄色枠が今回追加部分

謎のスワンボートと表参道

シービーが出てなきゃ探す気も以下略

左のスワンボート乗り場は、井の頭恩賜公園のスワンボート乗り場
アニメ2期9話で、会長が爆速運転していた場所になる。他のキャラのこの場所でのゲーム絵は探すのが面倒で以下略。
ここで、府中から離れた。そして謎のもうひとつ、表参道説が多い背景絵だが。

確かに、表参道ヒルズの角に、似ている。道のタイル、ビルの旗竿の位置、街灯の形、正直、そっくりだ。
だが、何で、表参道? という疑問がわく。

府中の元伊勢丹の場所(府中けやき並木通り)を押す声もある。府中ならばそれが是だろうが、何故に井の頭公園と表参道なんだろうと。
井の頭公園は、まだわかる。北府中駅から武蔵野線に乗り西国分寺駅から中央本線に乗り換えれば行けるし、地図上では道路を辿れば10キロあるかないかだが、爆速運転の際はテイオーもいたし、やはり、何でそこ? という疑問がわく。
実は、答えは簡単だった。
この2ヶ所、ゴールドシチーのモデルとしての撮影地、あるいはストーリーの専用背景として設定されているようで、他のキャラに関しては、他意のない流用なのだと判断できるのだ。府中から井の頭公園を通り表参道から戻るのは、どう考えても、ウマ娘でなくても無理があり過ぎる。なのでこの2枚は、ただの公園、ただの繁華街の夜として、使用されていると認識するのが正しいと思う。

何故『府中』で駄目なのか、という話

ウマ娘の背景は、朝昼晩だけではない

まず最初に、ウマ娘内の背景で、最大の問題となる背景絵で説明する。おでかけ等でもおなじみの場所だが、実はこの光景、実際に、存在しない。
理由は後述するとして、まず朝昼晩を基本とし、そこに季節があり、縦と横、そして奥行きは3段階で設定されている。
チアネイチャの背景を例としたが、この背景が1番手前(背景右側のより右側)になり、これが第1段階、おでかけの際の背景がその上だが、キャラが登場する前に、左側に樹木が登場する。これが第2段階、そして普通の平絵で第3段階となる。
ここでは、そういう物なのかあという認識で結構。

エアグルーヴが横画面の場合の、ミスターシービーが、縦画面での高さ位置を示した合成画面

1枚の、大きな背景絵を部分的に使い、シーンを作成しているのがわかる。

『府中』には、既に公的な聖地のコラボ先が存在する

公的機関による複数番組の支援は、筋が違う。予算的にも、どれかひとつになる。ライバル雑誌同士とかになる可能性もあるから。
ちなみに、ちはやふるの聖地と呼ばれる場所は、ウマ娘season2の1話の府中鳥観図に、すべて入っているのは偶然ではないだろう。
だが、モデル地域として、正確無比に描いてあるのが競馬場関係だけというのは、やはり納得しがたい方も多いだろう。ちやはふるの背景は、実際と何も変わらない程の描写になっているのだから。
これには、ウマ娘以前に『府中』を聖地化してしまった、ある作品に問題があったと判断できる。

『府中』がどうして使えない?

使えなくなった最大の理由は、以下の通り。

ka na shi  未 の 向 こ う へ と

こいつの舞台が、ゲームもアニメも、北府中から北側だった。
主人公の住んでいたマンションは海側の設定だが、モデルとなったマンションは、北府中から街道を北に進むと今でも鎮座している。

ここは北府中駅の歩道橋だが、もうお気付きだろう。奥にあるビルに注目した上で、下の絵を。

明らかに抗議された痕跡が見える

背景のビルまで同じとくれば、もう駄目だ。
当時、『涼宮ハルヒの憂鬱』から、アニメと街おこしの関係が注目されていた。『らきすた』等の成功例からしても、聖地巡礼に人は来た。
だがこのナイスボートな作品の聖地巡礼は、早い話が、よろしくない現場を巡るのと同じになる。当時、問い合わせに公的機関がどれだけ悩んだかは想像に難くない上に、アニメでとどめを刺された。
ここは晴海町商店街から、500mと、離れていない。
これを払拭するようにちはやふるでは鉄道関係のOPや舞台が多かったし、意図的に、これを消そうと頑張っているのが嫌でも理解できる。
その段階で、競走馬が女性に擬人化した話のゲーム、アニメとなったら、もし自分が府中市の担当なら、メイショウドトウのおやつに対する執念並に、聞く耳さえないかもしれない。
なので、寝た子を起こさない意味で、競馬場以外の『府中』を、ぼやかしているのだろうと、自分は考える。また当然、現行のコラボ先である『ちはやふる』との兼ね合いが優先されるのは論理として当たり前。こればかりは、仕方ないだろう。

謎の河川敷の正体は

実は存在しない光景

今回、ウマ娘の舞台とされる1990年代から現在までの地図、航空写真、現在のグーグルマップ等を参考に、多摩川を端から端まで調べた。
わかりやすい特徴が多いので、実際問題、すぐにわかると思ったが、それが甘かった。

これが存在しない光景とは、まず思わない

➊特徴的な橋
➋清掃工場
➌河川敷に公園
➍遊歩道または自動車道
➎特徴的な建物
その上に追加項目。
➏府中を中心とした多摩川沿線であること

色々と調べる間に、思い出す話もあった。

あ、『岸辺のアルバム』って、登戸のすぐそばだったのか! とか、小田急線の高架下でアイドルのグラビア撮影を手伝ったなとか、そんなの。
わからぬ場所とはいえ、ヒントはある。ならば、探すしかない。

➊特徴的な橋

橋の形を背景絵にする際に変えた可能性はあるが、まずは、橋から探る。
二本の橋塔から伸びるワイヤーは、吊り橋のように見える。
多摩川に、この形の橋は、多い。まず『大師橋』

高速道路と平行している為に橋げたが多く、形は似ているが、並走する橋が重なっているので、二本橋脚には見えない。よって違うと判断。次は『是政橋』。東京競馬場から一番近い橋だ。

しかし、ワイヤーを張る橋塔部分がひとつのみ。却下。『奥多摩大橋』は、上流過ぎて却下。
消去法で、『府中四谷橋』

むむむ?
むむむむむ?

実はこの『府中四谷橋』は、もう別作品で、聖地なのである。

実はシャニマスとのつながりがあると知った段階で、アニメのseason1までウマ娘の製作にかかわった某氏の存在を思い出した。
また、シャニマスの背景と、ウマ娘の背景は、同じ構図ではないが、同じ場所をモデルにしている場合が、非常に多い。特に府中を見下ろす形の日野市側が顕著。次の機会があれば、ご紹介する。
製作版が異なったとしても、地の利は、あると判断できる。そして『府中四谷橋』の場所は、ここ。

左下段の濃桃色部分。←は想定方向

ばっちりの場所だ。➋清掃工場はまず脇に置き、➌河川敷に公園、➍遊歩道または自動車道を確認する。

➌河川敷に公園➍遊歩道または自動車道

構図は非常に良く似ている。グーグルのストリートビューの方が広角に撮影され、もっと似ているように見えるのだが、残念ながら、著作権の引用よりも使用約款が優先され、ここには掲載できない。
(グーグルが撮影した物は共有として貼り付けできるが、個人が撮影して登録したストリートビューは、他に流用できない約款となっている)
踏まえ、もう一度、写真を見てほしい。

まず、河川敷に降りる口というのがあり、そこが基準になる。
また左側の稜線の角度が何とも背景絵に似ているような。
そして何より、橋の奥に、清掃工場らしき建物が、ある!

➋清掃工場

この背景絵は、多くの聖地を探す者達を惑わせている。この背景絵にある清掃工場を、多くの捜索者は、『多摩川清掃工場』だと疑定している。

多摩川清掃工場

背景絵に良く似ているが、場所が異なる。ガス橋と多摩川大橋の間にある上に、背景絵と同じように配置するが無理なのだ。何故なら。

引用元:Google社「Google マップ、Google Earth」

清掃工場の建物自体の向きが違う。写真のような構図になるには、背景絵とは真逆の方向からになるのだ。
ただ、構図は、良く似ている。ここからの写真を鏡のように反転すると、まあ背景絵に似ている。ただそうなると橋が多摩川大橋になり、橋の形が変わるという難点が発生してしまう。
では府中四谷橋の向こうに見えた清掃工場は何か。

完成したばかりの新しいゴミ処理工場だった。
ただし場所は日野市になる。
ここでこの周辺を扱ったブログ等を調査していたところ、凄い写真に出くわした。日野市方向から見た、『府中四谷橋』

桁違いに似ている。
またビルの影も似ている。

➎特徴的な建物

この部分は、最初から決め打ちをしていた。
遊歩道と看板の構図が、二子玉川周辺に、良く似ていたから。

これは印象に残っていたビルで、白いビルは側面が角でへこんでおりここだろうとの判断を付けたのだが、記憶と手前のビルが違う。こんなに高くなかった筈だが、と思ったが。なので調べる。

んん?
Image:Shutterstock.com

建て替えしてたのかー!(2014)
ただしこの➎は、あくまでも自分の記憶にある、多摩川周辺の、という感じで当てはめてみた。なのでこの部分はまったく別の場所、あるいは想像による物という可能性も、もちろん高い。

まとめ

この背景絵は、府中の多摩川に、多摩川沿線沿岸の色々な建物を、マルチバースして配置製作された架空の仮想絵と判断する。

➊橋は府中四谷橋。 ◎
➋清掃工場は、日野市の新工場◎ 多摩川清掃工場〇
なお配置は赤線を境に、線対称と点対称の複合技。
チアネイチャの前述の絵を見てほしいが、対岸の建物が、川を挟んで、右と左が同じなのだ。

ゲームプレイ中は同時に見えないが、同じ建物が線対称で存在している。


➌河川敷の公園は、多摩市一ノ宮公園。遊歩道の一部を含む。◎
➍➎二子玉川駅周辺 ▲

以上の結果を踏まえ、この架空仮想背景絵の基となった場所は、
『多摩市一ノ宮公園堤防道から府中四谷橋を望む場所』と、
自信を持って断言する。

橙色の範囲は、追加された場所

おまけ

ミスターシービーの食べるハンバーガー

引用元:Google社「Google マップ、Google Earth」

バーガーキング一択。
炭火焼というのもわかりやすい特徴です。
後、卵かけご飯は、松屋だと思います。

皆さんも探して楽しんでみましょう。
今回は、ここまで!

(終)

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