世田谷区から河口湖界隈まで自転車でいってみた[後半戦河口湖まで]
むかーしむかし、ママチャリ二人乗りで埼玉から都留市に帰ってきた兄の友人の話を聞いたことがある。面白そうなプチ冒険だなーと思った。いつか自分も自転車で実家のある河口湖界隈に帰ってみたいと思っていた。それからうん10年後、急遽そのタイミングがやってきたので記録として残しておく
後半戦の記事を書くことを気がついたら3年も寝かしてました。だらしない自分や。当時を思い出しながら後半戦を記載する。
>道志道スタート AM8:30
道志道にはいると急に車の数が減り静寂の世界に。鳥のさえずりが耳にはいってくるようになりとても清々しい気分に。覚悟していた登坂もそれほどキツくなく、時には下りもあり楽しいライディングに。全然足は動いている。ときどきキャンプ場へ向かう車やバイクが通るがほぼ通行車なしで快適
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iPhoneの画像記録をみると標高289mと記載。ここから700m以上登るとは。そりゃつかれるよね。
道中の花や桜の美しさに、里山を見ながらこのあたりの生活を想像したり、パノラマな山の連なりや、眼下に流れる川を観察したり、自転車でないと気が付かない風景にいちいち感動してました。登りがキツくペダルが重いところもあるが下りもあり快適なサイクリング。
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今考えると、季節がよかった。ところどころ山桜も咲いていて綺麗だった。気温もちょうど良くてサイクリングには適した時期。日焼けはするので顔にクリーム塗っておけばよかった。後日サングラス焼けをいろんな人に言われ困った。
>コンビニ到着 AM9:00
道志道での最後のコンビニで休憩と補給。リュックの重量が響いてきて肩こりがすごい。リュックをおろしてお水1本とおにぎりを2個購入。少し休憩して出発。
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今考えると、ここで補給食を購入しておくべきだった。到着時間が早かったのと残りの距離を考えると、予定前倒しでお昼には山中湖到着するんじゃないかと思い、昼飯までなんとかなると思ったのが大間違いだった。このあと深刻なシャリバテに。普段甘いものをを摂取しないが、シャリバテしないように積極的に糖分はとるべきと学ぶ。ハンドルが手汗で滑る。グローブはあったほうがいい。
>トラブル1(リアブレーキ故障)発生
リアブレーキがかかりっぱなしになる。少しづつブレーキがかかっていたため気が付かなかった。下りでスピードが出ないなー。おかしいなと気がつき判明。とにかくかかりっぱなしのリアブレーキを直さなくてはと思い、自転車を引きながらチャリダーを探す。運良く途中休憩していたチャリダーを発見。工具を借りて修理を試みるが直らず。しかたないのでブレーキをばらしてフロントのみで対応する。
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今考えると、リアブレーキはアームを解放するだけでよかったな。すでにシャリバテで脳が働いてなかったんだな。そして工具の持参は基本の基本。もともとリアブレーキが心配だったので自転車屋さんで整備してもらっていたが、ロングでは無理があったかも。
>トラブル2(シャリバテ)発生
リアブレーキがかかったままの自転車を漕ぐことで体力が削られ疲労感がすごい。汗もかきすぎた。背負ったリュックは重く肩に食い込むように痛い。お腹が空いているわけではないが、とにかくだるい。力がでず、気力もでてこないという状態に。道の駅までいけば休憩できると考え、自転車に乗っては引くとだましだまし進む。(このときはわからなかったがあとで「シャリバテ」「ハンガーノック」だった)
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行動食も基本中の基本
>道の駅到着 AM11:00
疲労困ぱいの中、なんとか道の駅に到着。なんとか辿り着いたという感じ。ここで昼ごはんと思っていたが、コロナ中のため食堂はクローズ。なにかしら売っているだろうと思っていたが甘い考えだった。自動販売機はあったのでとりあえずお茶をのんで休憩。30分くらい休憩しただろうか。このまま休んでいても仕方ないので進む。山中湖手前にあるコンビニで補給することを目的に。標高701m
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今考えると、自動販売機で甘い系のジュースを買えばよかった。とにかくシャリバテという状態を理解していなかった。コロナ後の今は食堂もオープンしているので温かい食事もいただけ川遊びもできて最高な休憩スポット。
>山伏峠到着 PM1:30
道志道の半分くらいの場所にある道の駅から、山中湖までは登り坂ばかり。自転車に乗っては引いてを繰り返し、小休憩をはさみながらなんとか進む。山伏峠の直前の坂はほんとにきつくて自転車を引いて進む。疲労感がすごかったので記憶の大半はしんどいしか残ってない。山伏峠について下り坂が始まった時は最高だった。標高1,091m
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今考えると、山伏峠直前の坂はシャリバテしていなくても街乗り8速の自転車では越えられないくらいきつい。超えられる人は相当脚力だろう。今は20速のベロになっているので越えられます。
>山中湖到着 PM2:30
行動目的だったコンビニに到着。やっててよかった!とにかく炭水化物を補給。温かい食事と休憩で気力と体力が少し戻る。曇りで山中湖から富士山は見えなかったが、坂から解放されたこと、到着できたことが嬉しかった。湖畔のサイクリングロードは道の状態がよく快適でご褒美をもらったような楽しさだった。そのまま河口湖へ抜ける国道に入り実家に到着。プチ冒険を終了しました。
実家到着はPM3:20。
スタートしてからは休憩含め11時間弱の行程でした。トラブルがあった割に予想に近い時間だった。だが慣れないロングライドで翌日は膝、腰が痛み、重いリュックを背負った肩は痛みに近い肩こりに。内ももはサドルで擦れて痛み、お尻にも痛みがありました。翌日は実家でゆっくり休んで翌々日に東京へ。リアブレーキが故障したので帰りは折りたたんで新宿行きの高速バスで輪行で帰りました。
結論としては、準備をすれば、100km程度の移動は十分できるとわかった。そして
むかーしむかし、ママチャリ二人乗りで埼玉から都留市に帰ってきた兄の友人達も、同じように何かしらのトラブルがありつつ帰ってきたんだろうなと。
その後、ミニベロをアップデートし、ノウハウも身についてきたので、甲州街道ルートや秋山村ルートで河口湖へ行ったりもしています。輪行楽しいのでおすすめです。