FIREに憧れて
最近は早期退職を目指す「FIRE」という言葉も注目されています。
普段は仕事中心の生活を送っている方も、自分の趣味や家族の時間を大切にしたいと考える方はたくさんいるでしょう。
そこで、今回は40代・50代でFIREを実現するために必要な金額について説明します。
自分の生活スタイルに合わせたシミュレーションを行なって、実現可能かどうか判断してみましょう!
この記事で解決できるお悩み
40代・50代でFIREを達成するための必要資金額が知りたい
夫婦2人で必要資金額
FIREを達成するために資金調達方法について知りたい
FIREって
FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で、経済的自立と早期リタイアを目指すライフスタイルを指します。
会社の定年退職を待たずに、生活費が破綻しない状態でリタイアし、自分の時間を大切にすることができます。
FIREには完全なFIREとサイドFIREの2つがあります。
完全なFIREは、配当や貯金だけで生活する状態を指します。
一方、サイドFIREは、アルバイトやパートタイマーで労働収入と配当収入を合わせて生活する状態を指します。
完全なFIREは自分の時間を十分に確保できますが、社会とのつながりが薄れ、孤独感を感じやすいというデメリットがあります。
一方、サイドFIREは労働時間が必要ですが、労働収入の安定と社会とのつながりを持つことができます。
40代・50代でFIREを達成するための必要資金額
【将来もらえる金額の計算式】
夫は厚生年金、妻は就職せずずっと専業主婦であったとして計算します。
将来受け取れる年金額に関して、厚生年金保険料を20歳から44歳まで納め、45歳から60歳までは国民年金保険料を納めたとします。
その場合、将来もらえる金額は以下の簡略化した計算式で求められます。
平均年収 ÷ 1,000 × 5.5 × 加入年数(厚生年金)
78万円 × 加入年数 ÷ 40年(国民年金)
つまり平均年収が500万円の方であれば、年146万7,500円(月12万2,000円)が貰える金額となります。
500万円 ÷ 1,000 × 5.5 × 25年 = 68万7,500円
78万円 × 40年 ÷ 40年 = 78万円
これを65歳から90歳まで25年間受け取った場合、生涯受け取る額は約3,700万円。
妻の年金は78万円(78万円 × 40年 ÷ 40年)
これを65歳から90歳まで25年間受け取った場合、生涯受け取る額は約1,950万円。
夫婦2人の場合は月30万円 × 12ヶ月 × 45年 = 1億6,200万円が必要。
合計額は146万7,500円 + 78万円 = 224万7,500円で、2人で月18万7,000円もらえる計算です。
これを65歳から90歳までもらった場合、合計で5,600万円の年金が受け取れます。
不足金額は1億6,200万円 − 5,600万円 = 1億600万円
もし年金に頼らず月30万円(年360万円)の運用益を得たければ、9,000万円を利回り年5%で運用すれば良いです。
つまり夫婦でのFIREは、以下のどちらかで達成可能になります。
最低限:1億600万円を用意した状態でFIRE
余裕あり:9,000万円を利回り5%で運用
FIREを達成するために資金調達方法
退職金に頼らずに資産を築く必要があるため、投資による資金調達がおすすめです。
おすすめというより必須です!
特に我が家のように子供が成人していない家庭では、臨時的な支出が必要になるケースも多々あります。
その為、なるべく多めに資産を確保し、資金ショートしないように計画立ててFIREを目指さなければいけません。
つみたてNISAなど運用益を非課税にしてもらえる制度を活用しつつ、リスクはリターンと表裏一体なので2%など利回りの低めな商品から始めてみては如何でしょうか。
まとめ
以前の記事にも書いたように海外積立投資はとても有効な手段ですし、時にはFXでトレードしたり、自動売買をしたり、暗号通貨を購入したり、色々とチャレンジしています。
現在は副業も多種多様!
一つの仕事だけをし続けることは素晴らしいことですが、多様化された今の時代を生き抜く為にも敬遠せず、うまく活用して早期リタイアを目指したいですね!
具体的な投資内容は追々記事にしていきます。
出来ること出来ないこと様々あるかと思いますが、出来ることから始めていきましょう!