徳島ヴォルティス2022シーズン・チーム(選手)への感想など(GK〜DF編)
自己紹介
はじめまして。dendenです。
徳島ヴォルティスを追いかけて、10年。
でも、毎試合行かなきゃ、となってからは、まだ7年くらいの半端者です。
よろしくお願いします。
noteを書いてみたきっかけ
2022シーズン最終戦、アウェイ山形まで駆けつけ、0-3の結果に呆然とするも、選手たちがゴール裏に近づいてきた瞬間、「このチームをもっと見たかった」との想いが溢れ、目頭が熱くなり、今感じている2022シーズンのメンバーへの感想と来シーズンに向けた期待を忘れないように記録しようと思ったのです。
基本的に楽天家なので、ネガティブなことは言いたくなく、スパイスの効いてないカレ一みたいな内容ですが、興味があればお付き合いください。
2022シーズン・メンバーへの感想など
GK
#1 ホセ アウレリオ スアレス
スペイン2部から加入したバルサのカンテラ育ちのGK。経歴から、前任者・上福元のような足下に絶対の自信を持つ近代的なタイプのGKかと思いきや、シュートセーブやハイボール処理にストロングを持つ、比較的クラシカルな特徴をもつGKだったと感じた。
H・長崎戦を皮切りに、スーパーセーブ連発。MIPに選ばれたのも皆さん納得では。(個人的には#7推しですが)
また、岩手戦で見せたミドルキックもハイレベルで、GKに外国籍枠をあてるに値する選手。
多くのチームからラブコールが届きそうで、去就が心配。
#21 田中 颯
京都産業大から加入した大卒ルーキー。
リーグ戦での出番はなかったものの、ヴォルティスのGKエースナンバー21を背負っていることからも期待の高さが伺える。
エリートリーグ・今治戦をフルで見たが、足下でボールをもらうことを恐れないプレースタイルは、梶川裕嗣を彷彿とさせてくれた。
来シーズンは正GK争いに加わって欲しい!
#29 松澤 香輝
今シーズン、ついに公式戦デビューを果たした苦労人。
以前から定評のあったキックだけでなく、セービングや、足下のつなぎなど、Jの舞台で通用することを自らの力で示せたシーズンだったのでは。
このレベルの選手が第3GKとして控えていることは、チームにとっては心強いが、今年の活躍で、ヨソから主力として声をかけられる可能性もあるかも…。
#31 長谷川 徹
チーム最古参の12年目を迎える偉大なベテラン。
今シーズンもホセ合流までは正GKとして、その後も第2GKとして、チームを支えた。
出場時間は短くとも、長谷川、石井、藤田、佐藤らのベテランが、今年の若いチームを引っ張ったことは間違いない。
引退までヴォルティスで頑張って欲しい。
レンタル組
後東 尚輝(栃木シティ)
下部組織出身の、地元産GK。
天皇杯でデビューを果たすも、デビュー戦は苦い経験に。
その後、関東1部の栃木シティへと武者修行へ。
レベルの高い関東1部で首位を走るチームで、2番手GKとして、いくつかの出場機会を得ている模様。
まだまだ若いので、今後の成長が楽しみである。
DF
#2 田向 泰輝
序盤、怪我で欠いたことが、ルヴァン杯との二足の草鞋を履くチームにとって痛かった。
チーム合流後もコンディションに難があったのか、メンバー入りしたりしなかったり。
それでも、出た試合ではさすがの安定感を発揮し、ビルドアップに落ち着きとアクセントをもたらせた。
#3 石尾 崚雅
金沢からやってきたC大阪育ちのCB。
序盤のSB足りない時期は、右SBで出場した試合も。
シーズン中盤からは概ねベンチ入りし、クローザー的役割で投入されるなど、持ち前の身体能力を活かし、対人戦の強さを発揮した。
来季はCB陣の主力選手になるはず!要期待!
#5 石井 秀典
我らがキャプテン、チャンさん!
怪我やコンディション不良があったのか、試合メンバーで見かけることは少なかったシーズンとなったが、影に日向に、チームを支えていたに違いない。
HOME最終戦セレモニーでの挨拶は、サポーター心をくすぐる、ナイスな内容。
選手、サポが一体となったチームを作るには欠かせない、我らがチャンさんが私たちには必要です!
#6 内田 航平
ヴォルティスのポジショナルプレーは、この人なくしては始まらない。
パスコースを消された時に、敵を嘲笑うかのように「じゃあ、自分で運ぶもん」と言わんばかりの運ぶドリブルは必見。この手のプレーの判断は、J2はおろかJ全体でも屈指では。
リカルドの申し子が岩尾なら、ポヤトスの申し子は内田。なくてはならない存在、来シーズンも「パンツ芸」が見たいぜ!
#13 新井 直人
C大阪からレンタル移籍で加入した、頼れるアニキ。
左右SBを主戦場に、とにかくよく稼働した。
時にオーバーラップ、時に偽SBと、戦術理解の幅が広く、球際のファイト、身長は高くないが競り勝つヘディングなど、影のMIPではないだろうか。
これだけ活躍した選手で、かつ、レンタルなので特に去就が心配な一人。
早く吉報が聞きたいものです。
#14 カカ
昨オフには、母国ブラジルへの移籍報道がネットにあがったのも、若さとポテンシャルの高さ故。
ディフェンスラインの裏を取られた際、何度、カカのスピードに助けられたか。
シーズン中盤からは、タイミングの良い運ぶドリブルも見られ、どんどんチームにフィットしていった印象。
まだまだ成長するカカが見たいなぁ。
#16 川上 エドオジョン 智慧
シーズン序盤は、ターンオーバー含め、コンスタントに出場機会を得て、ルヴァン杯で杉森のゴールをアシストするなど、開花を予感させたが、夏以降は出番が激減。
左右のSBとWGで出場可能性があり、瞬間のスピードはチーム随一。
来シーズンこそ、「もう一皮」を破れるか、注目の選手です。
#22 藤田 征也
渋さ薫るベテランSBも、第17節 H・栃木戦にスタメン出場したのを最後に、リーグ戦の舞台から遠ざかってしまった。
最終的には手厚くなったSB陣、WBを採用しないチーム編成など、不利な条件も重なったと思うが、もしかすると、その時が近いのかもしれない。
でも、まだまだチームに伝えられることがある、素晴らしいキャリアを持った選手の一人。動向を見守りたい。
#25 安部 崇士
徳島の♪ エイリアン♪ あべ、たかし〜♪(ユキオ氏作)
主に左CB、左SBとして活躍。
岡山へのレンタル移籍を経て、頼もしい存在に。
縦に差し込むグラウンダーのパスや、ワンフェイクで一枚剥がすなど、ボール捌きにストロングを持つ。
でも何よりいいと感じるのは、自信を持ってプレーしようとする姿。
来シーズンのヴォルティス・DFリーダーは彼だ!
#26 森 昴大
ホセをして、「素晴らしい未来がある」と評された(第35節MDPより)、ルーキーDF。
カップ戦とエリートリーグで、プレーする姿を見たものの、明確なスタイルや特徴を把握するに至らず。
スペインで様々な選手を見てきたホセの言葉は期待値が高く、来シーズン・注目株の1人です!
#36 エウシーニョ
4月に合流した、Jリーグファンなら誰もが知る右SBのスペシャリスト。
公式SNSの練習風景の写真に映り込んだ際の、一美かエウシーニョか、若干の議論が懐かしい(笑)。
とにかくボールを取られない、独特の間で出すスルーパスの破壊力など、プレーの一つ一つがハイレベル。
エウソンが馴染んだ頃から負けなしが始まったことを考えると、残留がマストな選手の最右翼だ。
レンタル組
奥田 雄大(デゲバジャーロ宮崎)
吹ケ 徳喜(FC今治)
鈴木 大誠(愛媛FC)
大森 博 (福島ユナイテッド)
鈴木はシーズン当初から、奥田は7月以降、それぞれのチームで主力CBとしてポジションを確立。
試合内容や出来はチェックできていないので、来季への見通しはわからないが、武者修行先で主力として活躍出来ていることは、レンタル移籍の狙いがある程度果たされているのでは。
一方、吹ケはリーグ戦出場がなく、エリートリーグで見た時も、途中で出てきたにも関わらず、数分で苦しそうな表情を浮かべてプレーしており、相当怪我の具合がよくないと感じた。来季への見通しは非常に良くないのかもしれない。
3選手とも大卒の生え抜き。一人でも多くヴォルティスで活躍して欲しい。
大森は、高卒2年目のシーズン、夏のマーケットで福島へ。
移籍後は、ほぼスタメンで3バックの一角として起用されており、しっかりポジションを掴んでいる。
今後、長身を生かしCBとして進んでいくのか、はたまたボランチへ戻るのか。いずれにせよ、スケールの大きな選手に育って欲しい。