電気工事士の大変なところ
本記事は音声配信の内容を元に
テキストでまとめたモノになります。
本記事のテーマ
・電気工事士の大変なところ7選紹介
今回のテーマは電気工事士の大変なところについて
「電気工事士はキツイって聞くけど具体的にどんなところなんだろう?」
こういった疑問をもつ方へ参考になる内容です。
電気工事士の大変なところを7つ紹介します
①残業が多い
②日曜祝日出勤
③朝が早い
④休憩中に作業
⑤業界内で立場が下
⑥覚える事が多い
⑦目に見えない電気の恐怖
こちらを解説していきます。
①残業が多い
建築現場は工期に追われたり、検査に間に合わせたりと現場の最盛期には残業が続きます。
普段は定時に作業終了が基本ですが、現場の状況が逼迫(ひっぱく)してくると夜8時〜9時とかもっと酷ければ終電まで働いている時もあります。
特に電気工事は、他職との作業が重なったりする場面が多く、状況によっては人がいなくなった定時以降、つまり作業しやすい時間帯を選んで作業を入れる人も多いんです。
残業が増えてくると体力もキツくなってくるし、その分細かいミスが増えたり、思考がおぼつかなくなってきたりします。
残業はできるならしたくありませんが、現場の状況次第で避けては通れない時期があります。
②日曜祝日出勤
稼働中の建物は休みの日に合わせ工事や点検がよく入ります。
日曜日にしか作業ができない現場もあり、平日はメインの現場で日曜だけ別の現場、というのはよくあるパターンです。
また新築現場などで工期が遅れている場合はゴールデンウィークや盆休みも返上して働くといったこともあり、ゆっくり休みたい人にとってはちょっと大変かも。
③朝が早い
職人の朝はとても早いです。
車通勤の場合は朝の渋滞回避や駐車場の確保が主な理由です。
また、早めの現場入りで作業の準備などをする場合もあります。
特に年次点検と呼ばれる建物の電気設備を点検する行事の際は早い傾向にあります。
職人さんは朝5時起床の人も珍しくないと思います。遠い現場の場合は4時起床という場合もあり、朝が弱い人はなれるまでかなり苦労すると思います。
④休憩中に作業
電気工事士は、他職が休憩中、つまり人がいない間を狙って作業することが多いです。理由は単純でそのほうがやりやすいからです。
例えば電気工事の配線作業は作業エリアを大きくとって仕事をすることになります。さらに配線中は、地面に広範囲にケーブルが伸ばされていたり、ケーブルドラムとよばれる大きな物が通路に置かれていたりと
他職にとっても言い方悪いけど邪魔な存在になってしまう。
それならば誰もいない時間帯を見計らって作業した方が早く作業が進むし、周りに気を使わなくても良い、という考えに自然となっていきます。
休憩中や、昼休憩の時間帯をズラして、作業しやすいタイミングを作る人も多いです。とはいえ大規模な配線作業の場合は、しっかりと作業工程を組み作業エリアを確保した上でする場合がほとんどなので、全ての休憩がつぶれるといったことはほとんどありません。
休憩中に作業、というのはあくまでも自分たちの作業を少しでもスムーズに進めるための選択肢の一つ、ということです。
ひとによっては休憩は休憩、かならず休む。という人もいるし、考え方はそれぞれです
⑤立場が下
建築業界は「建築側」と「設備側」に別れた構図で電気は下の立ち位置です。これはある程度しかたないところがあり、建設会社の下に電気設備などのサブコンがいるから。
とはいえ、現場での扱いで違和感を感じることも多くあります。
具体的には、工程の中に電気の作業がそもそも計画されていないとか、詰め所で休憩するための机が極端に少ないとか
全ての現場がそうでないにしろ、長年電気屋をしている人は一度は経験あるはずです。
⑥覚えることが多い
工具・材料・作業の種類、全業種の中でも覚える事はトップクラス。
電気工事は作業内容の広さから覚えることがとても多く、恐らく新人さんにとってはまずここで苦労すると思います。
最初のうちは全部を把握することは、ほぼ不可能なので習ったことはこまめにメモをとって後から確認出来るようにするのがおすすめです。面倒なことでも積み重ねておけば、後々早く仕事を覚えることに繋がります。
⑦見えない恐怖
電気は見えない危険、知識をしっかりつけて危険予知できることが大切。
もっといえば電気工事士は常に見えない死のリスクを背負っているとも言えます。感電による死亡災害を始め、一つの事故が建物の設備に大きく影響を及ぼすこともあります。
電気の世界が厳しいと言われる理由のひとつであり、そのために国家資格があり、正しい知識を身につける必要があります。
まとめ
いかがでしたか?
電気工事士の大変なところをまとめると
①残業が多い
②日曜祝日出勤
③朝が早い
④休憩中に作業
⑤業界内で立場が下
⑥覚える事は多い
⑦目に見えない電気の恐怖
決して楽な仕事ではなく辛く感じる部分も多いですが、それを超えるほどに達成感とやりがいを感じる仕事でもあります。
少しでも参考になれば幸いです。
▼LINK
____________
■electrical-worklife(blog)
■Twitter
■Instagram
■stand.fm
____________
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?