現場とコミュニケーション
本記事は音声配信の内容を元に
テキストでまとめたモノになります。
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本記事のテーマ
・建築現場のコミュニケーションの大切さ
こんにちわでんちゃんです
今回のテーマはコミュニケーションについて。
現場でのコミュニケーションに悩みを抱えている方に参考になる内容になっています。
本記事の内容は下記の通りです
①コミュニケーションの大切さ
②コミュニケーションのコツ
①コミュニケーションの大切さ
電気工事(建築現場)で大切なコミュニケーションです。
多くの技術が発達しても、建物を造るのは人の手です。
コミュニケーションを円滑に進めていくことによってモチベーションが上がったり、仕事がスムーズに運んだりと多くのメリットあります
■社内でのコミュニケーション
社内でのコミュニケーションを取る理由は
「チームワークと危険回避」です。
チームワークは普段からの会話がとても大事です。
「ここまで作業が進んだよ」「私はこっちの作業にいってるね」「引っ張っていい?」「押していい?」「ストップして」「スタートして」
こういった小さな一言の情報伝達が連携を生み出していきます。
出来るチームの職人さんはこのチームワークにおけるコミュニケーションに長けています。長年の付き合いになってくると必要最低限の言葉でお互いの行動を把握している方も多くいます。
危険回避とコミュニケーションはとても密接なつながりがあると感じています。なぜなら、関係性を作ることで相手のことを気にかけるようになるからです。
無意識に危険な体勢で作業をしていたり、危ない工具の使い方ををしていると「危ないよ!」と声をかけることが出来る。いつもと顔色が違うと「体調悪いの?大丈夫?」と声をかけることが出来る。
つまり普段の行動に気づきが生まれるということです。
一方で、誰ともコミュニケーションを取らずにふさぎ込んでいると、誰かの異変に気づかないし、気づいてももらえません。社内でのコミュニケーションは仲間との連携や助け合いを生む大切なことなんです。
■他職とのコミュニケーション
電気工事士の作業は他職との作業の合間に発生することが多く、全業種の中でも特に他の人との接点が多い職業です。
他職とのコミュニケーションは仕事をスムーズに進める為には必要不可欠で、その理由は相手の作業の進捗状況を知り、自分の作業タイミングを知る為です。
言い換えれば自分を有利なポジションに持っていくためとも言えます。
誰とも会話のない職人は自分が気づかないうちに、いろんなマイナス面を生んでいます。
「あいつ、何考えてるかわかんない」といった変な噂が広まることも少なくありません。
一方でしっかりとコミュニケーションをとれている職人は「他業種からも気遣いのできる人」という印象を持たれある種の信頼を作ることができます。
そうなると、多少の融通を聞いてもらえたり、自分の意見が通りやすくなったりと状況が良いほうへ変化していきます。
他職とのコミュニケーションを取れる人はそれだけで強力な武器になります。
②コミュニケーションのコツ
ここまでコミュニケーションの大切さをお話してきましたが、とはいえ「具体的にどうすればいいの?」と分からない人も多いかと思います。
でも難しいことはなにひとつありません。
コミュニケーションで大切なことは2つ「あいさつ」と「気遣い」これだけです。
では具体的な解説をしていきます。
■全ての基本は挨拶から
挨拶は全ての基本です。
「おはようございます」「お疲れさまです」「ありがとうございます」これが出来るだけで相手への印象は変わっていきます。
もっと言えば朝の挨拶を相手に聞こえるようにはっきり言うだけでも違いが出てきます。
ここで大切なことは、ちゃんと毎日継続していくことです。人は例え小さな接点でも関係が続くと、だんだんと親近感が湧くようになってきます。
私の場合、誰もが怖がり近寄らない内装屋さんと一緒になった時、毎日必ず会ったときに挨拶するようにしていました。
徐々にそこから世間話ができるようになって、そのうちに今度は相手から挨拶してくるようになって,作業中も困ったら色んな面で助けてくれるような関係にまで発展していきました。
たった一言の挨拶がきっかけで作業をしやすい環境を作ることができたのです。
ここでいう挨拶とは「手段」です。
「自分を有利に立たせるための戦略」と考えることでコミュニケーションとの向き合い方に変化が生まれる。そう思っています。
■相手への気遣い
相手への気遣いとは「この人がされて嬉しいことはなんだろう?」と考えて行動することです。
具体的には
「重いものを持ってあげる、困っている場面で助ける」
「自分の掃除だけでなく相手の作業エリアも綺麗にする」
「相手の作業工程を聞き、あなたの仕事を気にかけていることを示す」
こういった小さなことの積み重ねが良い関係を作っていきます。
現場の空気感は本当に大事です、一度周りから嫌われてしまえばビックリするほどに作業がしずらい状況がやってきます。最悪の場合、嫌がらせのようなことをされる場合もあります。
しっかりとコミュニケーションをとり、自分のポジションを有利な位置に持っていくことが建築現場ではとても重要です。
■知らないは恥じゃない
ここまでコミュニケーションの大切さをお話しましたが、とはいえ新人さんにとっては「何をしたらいいのか全くわからない」という人も多いはず。
私も過去、同じように誰とも会話できなくていつも一人ぼっちでした。
でもそこで「知らないことを武器にしてみよう」と考え方を切り替えたことで壁を乗り越えることができました。
「知らないことが恥ずかしい」はプライドが高いだけ。
「すみません、まだ不慣れなんですけど」とか「教えてもらってもいいですか?」という切り口で会話をすると、殆どの職人さんは優しく教えてくれたり熱く語ってくれたりします。
知らない事を知ったかぶりする方がよほど恥ずかしい
コミュニケーションが苦手な人は、自分を見つめ直してみるいい機会だと思います。恥ずかしい感情は、相手には関係のない自分だけの問題です。 先程お話したなかで、挨拶は自分を有利に立たせるための手段といいました。それと同じで考えで恥ずかしいとかプライドが邪魔してコミュニケーションがとれない人は目的をしっかり立てることが必要だと思います。
他職とのコミュニケーションは自分を有利に立たせるための戦略と考えてみてください。
まとめ
・コミュニケーションは現場でとても大事
・社内や仲間とのコミュニケーションはチームワークや危険回避につながる
・他職とのコミュニケーションは自分を有利に立たせるための戦略
・新人さんは知らないことを武器に会話を始めてみよう
現場での立ち回りの参考になれば幸いです。
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