見出し画像

面接対策!昭和大学歯学部のカリキュラム・ポリシーを読む

こんにちは、私立歯学部専門の受験・進級対策のデンアカです。
今日は昭和大学歯学部のカリキュラム・ポリシーを読んでみたいと思います。
カリキュラム・ポリシーとは大学で何を学ぶか?を示したものです。面接や小論文で志望理由を聞かれたとき、カリキュラム・ポリシーのxxの部分に共感して、のように使えます。

カリキュラム・ポリシー

上記のHPから引用します。

ディプロマ・ポリシーを達成するため、「社会と歯科医療・チーム医療」、「オーラルフィジシ ャンコース」、「一般歯科臨床」の3つのコースを主軸として、6年間の体系的、段階 的なカリキュラムを構築しており、その策定方針(教育課程)を以下に列挙する。


1.プロフェッショナリズム
患者中心の医療を提供し、法と倫理を遵守した歯科医師の養成は、1年次より段階的に行われる「地域連携歯科医療実習Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ」や「学部連携PBL」を含めた演習形式の授業により行われる。2年次の「介護福祉実習」や3年次の「療育施設実習」においては生命の尊厳について学修し、4年次後期に実施する模擬患者との「医療面接実習」などを通して、歯科医師として必要な態度、倫理について学修する。医療を実践するための法律やルールは、4年次の「法医学・医事法学」で学修する。4年次の「歯科総合臨床の基本」、ならびに5年次の「一般歯科診療の基本」、「臨床実習Ⅰ」において医療安全について学修する。知識に関する評価は筆記・口頭試験を、態度を加えた評価はポートフォリオ、レポート、ルーブリック等を用い、成長過程も合わせて評価する。

2.コミュニケーション能力
1年次は寮生活、「初年次体験実習」(在宅・福祉施設訪問等を含む)、学部連携科目などを通して多様な背景を持つ人々と良好な人間関係を構築する。2年次、3年次と、「介護福祉実習」、「療育施設実習」や「歯科医院、病院歯科見学実習」により患者・家族、医療スタッフなどとの対応について学び、各種シミュレーター(virtual patient,患者ロボット)や4年次の模擬患者による「医療面接実習」において情報の収集・提供能力を修得する。4年次後期から始まる歯科病院における診療参加型臨床実習では患者や家族との対応について学修し、5年次の「学部連携病棟実習」では他学部学生、多職種との連携を実践する多様な臨床実習を行う。
これらの評価は、レポート、ポートフォリオ、ルーブリック等を用い、成長過程も合わせて評価する。

3.患者中心のチーム医療
「社会と歯科医療・チーム医療」コースで体系的な学部連携教育カリキュラムを全学年で構築する。1年次はチーム医療の基本を理解し、学生間の連携・協力の基盤を身に付けるために、寮生活のもと、多様な学部連携教育科目を開講する。2年~4年次は、多職種間の相互理解と連携・協力をもとに、チーム医療を実施するシミュレーションとして、累進的に構成された学部連携 PBLチュートリアルを各学年で開講する。4年次後期~6年次には、患者中心のチーム医療を医療 現場で実践する能力を身に付けるため、附属病院・地域での臨床実習・学部連携実習を行う。
チーム医療に求められる知識、技能、態度の評価は、ポートフォリオ、レポート、ルーブリック等を用い、成長の過程も合わせて評価する。

4.専門的実践能力
歯科医師として必要な統合された知識は、2年次と3年次の「オーラルフィジシャンコース」における歯科基礎科目の講義・実習により修得し、科学的根拠に基づく歯科医療や医系総合科目から口腔科医に必要な医学・歯科医学の知識を修得する。臨床情報の集約に必要な能力は、1年~4年次に段階的に実施される「医学情報リテラシー演習」や3年次と4年次に行われる「臨床シナリオPBLチュートリアル」、4年次における模擬患者による「医療面接実習」で行われる。3年次と4年次の「一般歯科臨床コース」では、歯科臨床科目の講義と実習によって臨床歯学に必要な知識と基本的な技能・態度を修得し、診療の場で実践できる能力を養う。5年次からの歯科病院における「診療参加型臨床実習」では「診療の基本」「基本的診察法」「基本的臨床技能」「チーム医療・地域医療」「患者中心の医療」を実践し、本学が定めた歯科医師として求められる基本的な資質・能力(コンピテンシー)の修得を図る。
専門的実践能力の評価は、4年次における歯学共用試験(CBT,OSCE)で評価した後、歯科病院における診療参加型臨床実習が行われる。科学的探究心を基づいて医療・歯学に関わる問題を発見し、解決する能力については3年次に行われる「研究入門」で学修する。歯科医師のための問題解決(クリティカルシンキング)と情報リテラシーに関する能力は1年~4年次に段階的に実施される「医療情報リテラシー演習」や、3年次と4年次に行われる「臨床シナリオPBLチュートリアル」で学修する。
実習の評価には筆記試験、口頭試験、レポート、電子ポートフォリオ等を用いて行われ、臨床実習終了時の)歯学系診療参加型臨床実習後客観的臨床能力試験(Post-CC PX)でその能力を担保する。なお、知識レベルについては学年末の進級試験や卒業試験により総括的評価を行う。

5.社会的貢献
「社会と歯科医療・チーム医療」コースで1年次より行われる「地域連携歯科医療実習(在宅チーム医療実習を含む)により地域医療の現状について学修する。3年〜5年次に実施される「口腔医学とチーム医療Ⅰ、Ⅱ」では、e-learningやvirtual patientを用いて口腔ケア、有病者の歯科治療、在宅歯科医療について学修し、社会に貢献できる歯科医師の養成をはかる。
これらの評価には、筆記試験、口頭試験、実習での態度、ポートフォリオ、レポート、ルーブリック等を用い、成長の過程も合わせて評価する。

6.自己研鑽
最新の知識や技能、必要な情報を、国際的視野に立脚して生涯にわたって獲得する意欲と態度は、6年次で選択する国外の提携大学における研修プログラム、および1年~4年次に段階的に実施される医学情報リテラシー演習や3年次と4年次に行われる臨床シナリオPBLチュートリアルで学修する。
これらの評価には、実習での態度、ポートフォリオ、レポート、ルーブリック等を用い、成長の過程も合わせて評価する。

7.アイデンティティー
全学年にわたり、4学部連携の学部連携教育が実施され、本学の特徴であるチーム医療の一員として活躍できる歯科医師を養成する。また、このことにより、昭和大学卒業生としてのプライドを持って歯科医療に貢献できる歯科医師を養成する。
これらの評価には、実習での態度、ポートフォリオ、レポート、ルーブリック等を用い、成長の過程も合わせて評価する。

昭和大学HPより引用

非常に魅力的なカリキュラムとなっていますね。ただ少しむずかしい用語が多いのでわかりやすいように噛み砕いて読んでいきます。

カリキュラム・ポリシー(わかりやすいバージョン)

これを読んで昭和大学の歯学部に入ったら何をするのか?をイメージできるようになると、面接や小論文の答えにも使えるようになります。

1. プロフェッショナリズム(歯科医師としての基本的な考え方)

1年目から、患者さんを大事にする姿勢や医療に関する法律やルールを学びます。たとえば、地域の病院での実習や、患者さんと話す練習を通して、医療の基本や歯科医師としての責任感を身につけます。4年目からは、実際に患者さんとコミュニケーションを取る実習が始まり、5年目には医療の安全についても学びます。


2. コミュニケーション能力(人と話す力)

1年目は寮生活や地域の実習を通じて、いろんな人とうまく話し合う力を学びます。2年目からは、病院や歯科医院で患者さんやその家族、医療スタッフとコミュニケーションを取る実習が始まります。4年目には、患者さんの話を聞き、情報を伝える力を身につけ、5年目には他の学生や医療スタッフとチーム医療を実践する練習をします。


3. 患者中心のチーム医療(みんなで患者さんを助ける医療)

歯科医師として、他の医療スタッフと協力して患者さんを治療するチーム医療を学びます。1年目にはチームで協力する大切さを学び、2年目からは他の医療の専門家と協力してシミュレーション(練習)を行います。4年目からは、病院でチームでの実際の治療に参加します。


4. 専門的実践能力(歯科医師としての技術を学ぶ)

2年目と3年目には、歯や口の健康についての基礎知識や技術を学びます。4年目からは、患者さんとの面接シミュレーションを通じて実践的な技術を身につけます。5年目からは、病院で実際に患者さんを治療する実習が始まり、歯科医師として必要な技能を実践しながら学びます。


5. 社会的貢献(地域医療に貢献する歯科医師を目指す)

地域の病院や在宅医療を通じて、地域の人々を助ける方法を学びます。3年目からは、口腔ケアや在宅での歯科医療についても学び、社会に貢献できる歯科医師になることを目指します。


6. 自己研鑽(自分を成長させる努力)

歯科医師として一生涯、新しい知識や技術を学び続ける姿勢が必要です。海外の大学での研修や、情報を集めて学ぶ方法を学びながら、常に最新の医療技術を身につけていきます。


7. アイデンティティー(昭和大学卒業生としての誇り)

昭和大学では、他の学部の学生たちと協力しながらチーム医療を学びます。卒業後には、昭和大学の一員としての誇りを持って、社会に貢献できる歯科医師を目指します。

【お知らせ】

私立歯学部専門の受験対策・進級対策をしています。デンアカHPです。よかったら見てください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?