昭和大学歯学部の2024年度推薦入試 小論文解説
こんにちは、私立歯学部受験・進級対策のデンアカの松本です。今日は小論文の過去問解説をします。
2023年度推薦入試の小論文論述問題
「健康」とは一体何だろうか。WHO憲章では以下のように定義している。「健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。」
健康長寿社会の実現に向けて ~健康・予防元年~ より
「健康について、あなたの考えを600字以内で論じなさい」
以下の小論文の書き方に沿って進めていきます。
1. 問題の問いを理解する
問題は、健康に対する自分の考えを述べるものです。WHO憲章の定義を参考に、健康が単なる病気の有無だけでなく、身体的、精神的、社会的な側面に関わるという点をしっかり理解し、自分の意見を展開しましょう。
2. 論文の構成をつくる
健康に対する自分の考え(主張)
主張の根拠
まとめ
3. 自分の主張を作る
健康とは、身体、精神、そして社会的な調和が取れた状態であると主張します。病気がない状態だけでは不十分で、精神的な安定や社会的なつながりも不可欠な要素だという視点を強調します。
4. 主張の根拠を作る
根拠として、現代社会で問題になっているストレスや孤立の影響を挙げることができます。例えば、現代人は仕事や生活のストレスによって精神的に疲弊することが多く、うつ病や不安障害が増加しているというデータがあります。こうした精神的な問題は、身体にも悪影響を及ぼし、心身相互の健康が重要であることがわかります。
また、社会的な健康も大切です。人とのつながりやコミュニティでの支援がある人は、孤立している人よりも健康的であることが研究で明らかにされています。特に高齢者や長期的な病気を抱える人にとって、社会的なサポートは精神的安定をもたらし、身体的回復にも寄与します。
5. 全体をまとめて文章にする
(解答例)
健康とは、身体的、精神的、社会的に良好な状態を指します。現代では病気がなくても、精神的なストレスや社会的孤立が健康に大きな影響を与えることが知られています。例えば、過度のストレスは心身に悪影響を及ぼし、うつ病や不安障害などが増加しています。また、人とのつながりがない孤立した状態では、心の健康が損なわれやすいです。これに対して、家族やコミュニティの支援を受けることで、精神的な安定が保たれ、身体的回復も早まると言われています。このように、健康とは単に病気がない状態ではなく、心身ともにバランスが取れており、社会的なつながりも維持されている状態こそが、真の「健康」と言えるでしょう。
このように構成をしっかり作り、根拠を示しながら文章を展開することが大切です。デンアカでは、私立歯学部の推薦入試や一般入試の小論文対策も行っています。
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