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【ショートショート】狂人とは死の一歩手前あるいはその代わりである。
人は人を狂っていると思うとき、
その「狂人」は何をしているのだろうか。
狂ったように仕事をする人は「狂人」ではない。
狂人とは責任を果たさない人のことを言う。
世間一般的にこの人は本来〇〇をしている人。
そこから逸脱しているとその人は人々から「狂人」と見られてしまう。
「世の中そんな人ばかりだ」
確かにその人々の立場で「狂人」は起こり得る。
軽微な「狂人」は何か理由があると「常人」に変わる。
世間一般ではお目にかかれない「狂人」は多少の理由では「常人」に変わることはない。
では、あなたは何故その人を「狂人」と見ているのだろうか答えは明白だ。
「あいつ狂ってるんだよ」
「え、そうなんですか」
「だって、なんもしないで徘徊しているんだよ」
「徘徊してるんですか」
ポイントは「何もしない」ということだ。
「狂人」を始めるために人は、責任を放棄することから始める。
「自分には何もできない」
「わかりません」などなど
それは責任能力をしないことから始まる。
実はそれは今どうこうではないのだが、
人は過去に縛られて
未来を見ようとする不思議な生き物だ。
かなりの時間をかけてそうなった、
そうかもしれないし、
一瞬でそうなったかもしれない。
「狂人」は責任を放棄した、
かなり難しいことだがその「狂人」を
「常人」に戻すとしたら、
その狂人に責任能力を持たせれば良いわけだ。
その狂人に「自分は〇〇する力がある」と
気がついてもらえれば良い。
ただし、これはかなり難しい。
狂人は自分が狂って嫌とは思っていない。
なので、なんとかできるわけがない。
もし、そんな人に何かできるとしたら、
狂人が何かをコントロールで
きるようにしてあげるだけだ。
もしかしたら、扉を開けることかもしれないし、
コップを持ち上げることかもしれない。
狂人はコントロールを
失うことから生まれるからだ。
狂人が常人に戻りたければ戻るだろう。
狂人を見つけたら、
死なないように頑張ってるんだな。
と思うことにしている。
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