【ショートショート】とある夫婦の日常、食べ物の恨みは恐ろしい。
よくある理想と現実についてだ。
食事については妻が主導権を握っている。
なぜなら、私は職に興味はあっても
食には全く興味がない。
妻が作ってくれるものなら
何でもいいし進めてくれるものなら
喜んでいただく従順な下部である。
そんな訳なので、
ホテルのビュフェに連行された。
ホームページの写真、
その中で「とんてき」が際立っている。
これは妻の好物の一品である。
各々、食事を取に散開し、しばらくして
テーブルに戻ると妻が鬼の形相になっていた。
写真を撮り私に「とんてき」だけが
ホームページの写真との違いが際立て目立つ
それを頑固でしつこい油汚れのように話してくる。
「これはない」と
コラージュを作り始め
妹に報告していた。
食事の恨みは恐ろしい。
皆さん表示は正確にお願いします。
不平不満を3時間言われる
私の身にもなってください。
因みに全種類ビュフェを制覇した妻は
歩けなくなり
「おなかの皮が破れそう」と
さらに不機嫌になった。
私は機嫌を取るのに大忙しだった。
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