【未来に残したい愛知の祭り】 田原凧まつり
風が強くて風力発電の風車が立ち並ぶ渥美半島は、凧揚げが文化となってる地域です。田原では子供が生まれると、凧を作って祝う風習があり、5月に行われる凧揚げ祭りで、祝凧を揚げます。
描かれる図柄は武将のものが多く、子供の健やかな成長を願うものです。
また、祝凧の翌日に行われる、けんか凧は様相が一変します。田原のけんか凧は、タコ糸にガラスの粉をまぶした糸を相手の凧糸にこすらせて切ってしまうものです。田原の凧は上下左右自在に動きますが、凧糸は一本のみで操ります。高度な操縦術を要するのですが、一本の糸で操っているとは思えない動きをします。緩めることで凧の向きを変え、そこから糸を張って動かしたい場所まで動かす。この動きで狙ったところへ動かして戦わせるのです。
赤い凧がコントロールを失っているように見えますが、これは今まさに襲いかかっているところです。糸を緩ませて糸を接触させ、緩みを引っ張ることで摩擦を起こして凧糸を切るところです。
現在、制作中の愛知の祭り写真集は2023年5月の出版を予定しています。そして10月下旬から、この写真集を全小中学校に寄付するクラウドファンディングを企画しております。こちらのFBページで進捗を随時発信します。
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おことわり
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