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【未来に残したい愛知の祭り】 津島秋まつり

尾張津島秋まつりは、夏の天王祭とともに、津島を代表する大きな祭礼です。江戸時代中期、津島神社の末社の祭礼で傘鉾を出したのが始まりとされます。以後、各町が競うように発展させ、いくつかの山車祭りが行われてきましたが、大正5年に津島神社が国弊小社に昇格されたのを機に、13台の山車と3台の石採祭車も加わって、津島秋まつりとして統合されました。山車にはそれぞれにからくり人形が載っており、その妙技が見どころとなっております。

そして、この祭り、最大の見所はなんと言っても車切です。他の尾張地方で見られる「どんでん」とは異なり、山車の前方を持ち上げ、山車をいつまでも30分以上も回転させるのは津島でしか見られないものです。一斉車切は見ていると平衡感覚を失うような感じすらします。

一斉車切
車切

名古屋や他の町では楫方が凄い形相で担ぎ上げ2回も回れば息も絶え絶えなのに、津島はなぜ30分以上も回せるのか不思議に思われるかもしれませんが、津島の山車は前後の車輪の距離(ホイールベースといえば分かりやすい)が狭いため持ち上げやすくなっているということがあります。これは津島型ともいうべき独特なものです。

石採祭車



現在、制作中の愛知の祭り写真集は2023年5月の出版を予定しています。そして10月下旬から、この写真集を全小中学校に寄付するクラウドファンディングを企画しております。こちらのFBページで進捗を随時発信します。

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おことわり
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