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チェアタイムでかける魔法!患者さんは歯の定期検診に来たくなる!

ほんの一言が、患者さんの行動を大きく変えます!!!





「また振り出しか…」
前回来院から数年経ってしまった、患者さんの口の中。

歯の神経をとらないといけないくらい、大きくなってしまっている虫歯や
はたまた、抜歯せざるをえないような歯も

みなさんもこういった経験ありますよね!

どうも!
まずは自己紹介から。
都内で自費のみの歯科医院から〜保険診療の歯科医院まで勤務医として働くでんでんムシです。

皆さんは歯の治療が楽しくてしょうがないですか?
私は違います。

病気の歯を見るたびに、
「これ、守れたんじゃないの?」
と思ってしまいます。

しかし

どんなに「定期的にくるのが大切ですよ。」
「次回は3ヶ月後にきてください。」
と説明しても
仕事が忙しい。
どこも痛くない。
定期的にくる意味があるのか?
(歯科医院に)行くのが面倒臭い。
予約を取るのが面倒臭い。
お金がもったいない。
忘れてた💔


と来院しない理由はさまざま。

でも歯科医院に患者さんが求めるものは、
“安くて、早くて、いい治療“

いやいやいやいや

最高の治療は、治療にならないことでございます!
要するに、定期検診だけで終わることです!

と声を大にして言いたくないですか?
定期検診こそが、“安くて、早くて、最高の治療“です。

私は言いたいです。
天然歯より最強の歯なんてありません。
治療歯は天然歯には勝てない。

すでに患者さんは生まれた時からパーフェクトな歯を持っていらっしゃるんですってことが、とんとわかっていない

2000万円の高級車なら大切にするでしょうに
それと同じ価値があるのに、最初からタダの歯には無関心

歯(は)ぁ〜

とため息をつきたいところですが
これも、ひとえに私達(医療従事者)の説明不足でもあります。

いや、やっぱり教育機関のせいかな?

まぁどちらも、でしょうか。

そこででんでんムシは思いました。
これは、もういくら真面目に定期検診の大切さを患者さんに訴えたところで彼らは歯科医院にはこないと。

でも、美容室には行く。

これ、思う方も多いんじゃないでしょうか?
定期検診には来ないのに綺麗に整えられた髪。
それは。。。少なくとも定期検診の30分より時間を投資してますよね?と
(悲しみ)

競うは美容室!
というのは冗談で
要するに、患者さんの心に
歯への関心(モチベーション)の種を植えればいいのではないか?
とひらめきました。
患者さんがチェアに座った時にモチベーションの種をまくんです。

私達は企業の広告、インフルエンサーなどに散々
”種”を植え付けられいるではないですか。

「そうだ、歯医者行こう〜(JR〜)🚅」
と自然と思っていただければいいわけです。

そこで私達がどう対応したらまた来たくなる歯科医院になるのか!
書いていきます!


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この記事を読むと、患者さんのあなたへの信頼度が簡単に上がります(ラポール形成)
これを実践したでんでんムシは
“指名・自費の患者さんが増える“
“歯科治療が怖かった女性から感謝のお手紙をもらう“
“ご高齢の方に「先生と出会って6ヶ月、口の中がすごく良くなった!」と言われる”
今までとやっていることは同じなのに、こんなに患者さんの受け取り方が違うのか!と驚きました。

皆さんにも、実践の場で試していただきたいです!



定期検診になる瞬間、このテクで行こう!(コミットメントと一貫性の原理)


治療が一通り終わって次回が来月や、3ヶ月後になる場合。

「次回は3ヶ月後です。」
と患者さんに説明していないでしょうか?

これでは、3ヶ月後にいらっしゃる可能性が下がります。

「次回は3ヶ月後でよろしいでしょうか?」と聞き
「はい」と答えてもらいましょう。


こちらは「コミットメントと一貫性の原理」という心理効果を使ったものになります。


例えば患者さんから予約を受ける際に、
「キャンセルする場合は電話をください」ではなく、
「キャンセルする場合は電話をもらえますか?」に変更すれば、
ほぼ全員が「はい」と答え、予約のすっぽかし率が30%から10%に減少します。(影響力の武器より)


つまり患者さんにやって欲しい事に「はい」と答えさせる質問をするんです。


この原理は、
人が一度何かに同意したり、コミットしたりすると、その後の行動や決定を最初の同意と一致させようとする傾向のことです。



では、3ヶ月なんてこれないよ!て人にはこうしましょう。

「〇〇さん的には、どれくらいの間隔だときやすいですか?」
と伺ってみましょう。

この時、きちんと患者さんのお名前を言いましょう。
自分の名前を呼ばれることは、
特別視される感覚や親近感の形成、心理的な快感を伴うため、
人は自分の名前を呼ばれるのが好きなのです

これも心理効果の1つです。
診療が始まる前の挨拶にも必ず「〇〇さん、こんにちは」と名前を呼びましょう。

例えばそれで(こちらが3ヶ月毎に来てほしい患者さんで)「1年くらい」
と言われたら、「きちんと1年に一回来ると、今までとは全然違うでしょうね!」
と1年と答えただけでも褒めましょう。

「でも、今回〇〇さんが今回数カ所治療になってしまったったんですが、
コレ本当は防げてたかもしれないんです。」

というと大体皆さん
「えっ?」

となります。

「なぜなら虫歯や歯周病は歯垢という細菌が原因なので、
これがなかったら歯の病気にほとんどなりません。
それを歯医者さんで定期的にリセットして、
磨けていないところを指導させていだたくだけで治療はどんどん(というかほどんと)少なくなっていきます。


「私(でんでんムシ)は歯医者になってからは、虫歯になる確率が1/10に減りました。なぜなら定期的に歯の定期検診を受けているからなんです。
(歯の解剖学を学んで歯磨きが上手になったとも言えるけど🥹)
実はそれが最も大切なこととも言えます。」

と実際の効果を説明します。
商品でいうレビューみたいな。

洋服屋さんなどで、
おしゃれな店員さんに
「私もこれ持ってます」
って言われるだけで、欲しくなるような。
(権威性などの心理効果)


「患者さんご自身でこれくらいだと”やばい”や”面倒な治療になる”という塩梅がわかればいいんですが、
残念ながら歯の病気は自分で見つけられないんです
患者さんにわかるくらいになる頃には、かなり進行してしまってることが多いんです。」

「1年後だとフォローできないことが多くなってしまうので、半年から1年の間にきていただけるといいです。」

とやんわりスパンを短く言ったりします。

これは”どこも痛くないから歯医者に行かない”の理由潰しにもなります。

だって歯の病気(初期の最も簡単な治療で済む)は自分では見つけられないのだから!

また”歯垢を歯医者さんで取ってもらうのがかなり重要であること”のエビデンスが必要ならば
実験でふつうのラットに砂糖を含んだエサを与えると虫歯ができますが、
無菌状態のラットは砂糖入りのエサでも虫歯になりません

つまり”歯垢がないラットは虫歯にならない!”

といった、定期検診で歯垢をとるだけで、もしくは歯垢の取り方(ブラッシング)を教わるだけで、こんなにもいい効果があるということを伝えましょう。




さて、そんなこと言っても聞いていなさそうな患者さん、理解していない患者さんにはどうしたら良いでしょうか?(聞くスイッチを入れる)

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