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2022年11月7日/読んでる本/「ゆとり」と「バブル」/変わる駅と肉吸い

読んでる本

11月5日に♩そうだ村の村長さん♩の作者が阪田寛夫であることを知り、彼の本を読みたくなりました。人間に興味を持ったわけです。
芥川賞受賞作の『土の器』を読みたかったのですが、入手がめんどくさそうでしたし小説を読むモードでもありませんでした。

彼の娘さんの内藤啓子さんが書いた下の本を読むことに。

読んでるのはこの本。

『枕詞はサッちゃん 照れやな詩人、父・阪田寛夫の人生』
阪田寛夫と奥さんの関係が楽しい。

まだ途中です。
幼馴染である阪田寛夫と奥さんの関係が微笑ましくも楽しい。
奥さんからすると腐れ縁でくっついた感じだったようですけど、阪田は終生メロメロでオバサン(奥さんのこと)を可愛いと言い続けていたようです。
ところがオバサンは阪田のことを怒鳴りつけるはで喧嘩三昧だった模様。
エピソードを長めに引用します。
奥さんの具合が悪くなり死にかけた時のこと

父は、母の手を握りしめ、「オバサン、好き好き。オバサン、ありがとう」と繰り返しお礼を言っていた。
夜半奇蹟的に脈拍も血圧も正常に戻り、母は翌朝目を覚ました。目覚めた後、父が手を握ったら、母は嫌そうにその手を振り払った。
『枕詞はサッちゃん 照れやな詩人、父・阪田寛夫の人生』「幾千万の母たち(戦いよ、終われ)」より
これは夫婦喧嘩のときの、母の十八番の台詞である。
「わたしと娘たち、三人の人生をめちゃくちゃにされて、今までのxx年返せ!」と母は父にものすごい剣幕で迫るのだ。xx年には、結婚してからの年数が毎回正確に入っていた。
『枕詞はサッちゃん 照れやな詩人、父・阪田寛夫の人生』「まっしろいこころ」より

「ゆとり」と「バブル」

おじさんが若い世代を“ゆとり”と言いがちなのと同じように、若い人もおじさんを一様に“バブル”と言っちゃいがち。

50歳前後はバブル世代じゃないんだが。

40歳半ばのおじさんが20歳台若者を「ゆとり」とディスり、若者もおじさんを「バブルおやじ」と罵るという最近の漫画をチラ見しました。

ん? 40歳半ばってむしろ「氷河期世代」だよね。
ところが、そこに出てくる氷河期世代は30歳台。30歳台が「ゆとり」のはず。

〇〇世代という言葉がいかに適当か。

10年後に20歳台になった今の少年は「ゆとり」と呼ばれ、40歳半ばになった今の30歳台は「バブル」と呼ばれそうな予感がします。

なんてことを真正バブル世代の私は思います。


変わる駅と肉吸い

ギロッポン
無意識に東急東横店がなくなる前の乗り換えルートをたどっていた。

六本木で仕事を終えて帰宅。六本木→恵比寿→渋谷。
渋谷で乗り換えるときに昔よく使った改札に向かいます。ところがその改札は2年ほど前に東急百貨店東横店ビルの立て直しでなくなっています。
「あ、そうか」と思ってハチ公口で改札をくぐって遠回り。

実はいまだに東横線乗り換えのために階段を上ってしまったりします。
随分前に東横線渋谷駅は地下になっているのに。

「肉吸い」って
そばで言う「天ぬき」みたいなの?

途中でセブンイレブンによって「肉吸い」というのを見つけました。
大阪・千日前の「千とせ」という店監修の「肉吸い」
どうやら肉うどんからうどんを抜いたものを「肉吸い」というらしい。
天ぷらそばからそばを抜いたのを「天ぬき」と言います。
東西を問わず似たようなことを考えるものです。

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