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035. 句点。
前から言われていたことであると思うのだが、若者の句点に対しての圧迫感について最近なぜか俎上に上がっている。おそらくテレビで取り上げられたせいかと思われる。
短文でやり取りするとき、ジジイの俺ですら句点にそっけなさを感じるのだから、ましてや若者にとってはそうだろうと思う。
ここでのポイントは “短文“ 。
絵文字、ちょい前なら顔文字で感情表現していたきらびやかな文字の並びに比べ、テキストだけの文字列はいかにも感情がなく、文章の区切りを意味する句点は確かに「はいはい、この話はここで終わり!」という感じることはわかる。
この感覚は、上の世代が退場していくにつれて常識になっていくと思う。
言語感覚は短い時間でどんどん変化していく。
例えば俺の世代が子供の頃は「ヤバい」は社会からはみ出した人間が使う言葉であり一般的な良識ある人は使わなかった。使ったら親から「そんな汚い言葉は使うな」と怒られた。「マジ」もその類の言葉だった。
ところがそれから10年もすると、上の世代はともかく若い人の間で当たり前のように使われ、今や良い意味ももっている。ちょうど英語のFワードのように。
まさに今言葉を変わっていく瞬間に立ち会えている。
このことは俺に一種の感慨をもたらせてくれているのだ。
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