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(012) 江口寿史展に行った

2024年1月8日に世田谷文学館で開かれている江口寿史展 ノット・コンプリーテッド(2月4日まで)に重い腰をあげて行ってきた。漫画家・江口寿史の展覧会である。

以前「会期が長いから大丈夫」と呟いたらエゴサしたご本人から引用コメントもらった。

たまたま、ご本人のサイン会があった日で、そんなことを知らなかった私は当然整理券なんかなく、遠目から黄色いニット帽を被った先ちゃん先生がサインを着ている様を見るばかりだった。“先ちゃん”というのは江口寿史の愛称だ。

個人的には、漫画家・山上たつひことの往復書簡がおもしろかった。往復書簡と言ってもファックスであった。そりゃそうか。

中でも、最初の展示である山上たつひこからのファックス。山上たつひこが原作の『冷馬記』を江口寿史が画を担当することになっていたが、色々あってなくなってしまってことについて「江口さんにはあきれました」というやつ。
「ははぁ、これが例のやつか」と思った。

(詳しい経緯は江口寿史の『江口寿史の正直日記』(河出文庫)にあります。江口寿史のクズっぷりがステキ)

館内で流れている音楽は本人セレクション。
そのリストをQRコードからダウンロードした。世代的に近いこともあるのか、知ってるミュージシャンがちらほら。

展示自体は『ストップ!! ひばりくん!』、『すすめ!!パイレーツ』、『江口寿史の爆発ディナーショー』などなどの生原稿いっぱいで大満足。一部を除き静止画なら撮影可だったが、写真を撮ったりできないタイプなのでほとんど撮らず。

その代わりと言ってはなんだが、江口寿史展コンプリーテッド 公式画集「扉絵大全集」を買った。


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