27歳社会人6年目”業界職種未経験"で転職をする選択をした話
27歳。
社会人6年目を目前としていた去年の冬に、
私は"業界も職種も未経験"で2度目の転職をしました。
キャリアや年収など、もちろんたくさん不安なことはあったけれど
「あ、わたしこれがいい。この会社でこの仕事がしたい」と思えたんです。
私のこれまで
新卒で入社した会社で2年間接客として働いたのち、
その後転職して入った会社は約2年半で退社することを決断しました。
前職を辞めることを決断した理由
前職も”業界職種未経験”で転職をしたのですが、前職に関しては”やりたかったこと、挑戦してみたかった仕事”でした。
1社目で副業としてやっていたことを、仕事として本業にしました。
ただ、もちろんそんなに甘くはなく、
好きなことをまっすぐ仕事にすることの想像とのギャップを感じてしまった、それがひとつの理由です。
もう一つは、社内のネガティブな雰囲気や言葉が飛び交う環境に耐えきれないと思ったこと。
私は、仕事、働くことに対してネガティブなイメージはありませんでした。それは今も変わらず。
だからこそ、きれいごとかもしれませんが、社員みんながわくわくしながら働く環境にいたかった。
素直に『ポジティブな人』がたくさんいる環境で、一緒に働きたかったんです。
あ、だめだと思ったその瞬間に2度目の転職を決めた
ある日のこと、何気なく休日に一人で夜Amazonプライムで映画を見ていました。
その日は夫が夜は出かけていたので、わたしひとり。
「一人だし映画でも見るか~」
そう思って見たい映画を選択し、つけて見始めていたのですが、ふと気付いたら涙がスーッと流れていました。
特に感動するシーンでもありません。
たぶん、映画の内容なんて頭に入っていなくて、気付いたら明日の仕事のことを考えていて、仕事のことを想像してたら、だと思います。
無理してる、って
心も身体も分かっていたけれど
自分がしたい、やりたいなと思って選んだ仕事、最後まで続けたい、
やり遂げたい、
もう少し働けば環境が良くなるかもしれない、
やりやすくなるかもしれない、考え方を変えれば楽しくなるかもしれない
そう、どこかで思い込んでいたことと、
あとは、多分、悔しかった。
自分が選んだ選択を間違いだった、と認めたくなかった。せっかく転職したのに。
でも、その涙が出た瞬間に決めました。
「私らしく働ける仕事をもう一回選択したい。」
夫に話すと、背中を押してくれた。
いいじゃん、って後押ししてくれた。何度でも挑戦したらいい、やりたいことをやればいい、って言ってくれた。
夫も1度転職はしていますが、職種は変えずにずっとスキルを磨きながら同じ道を進み続けている。
私の思いをいつも尊重してくれて本当にありがとう、と今も感謝でいっぱいです。
今の会社との出会い
今の会社は、当時登録していたエージェントの方から紹介してもらった求人の中のひとつでした。
その時は、”未経験”で人事の仕事ができるんだ、という驚き。と同時に、と興味を持ち強く惹かれたのを覚えています。
人と話すことが好き、人のお話を聞くことが好き、自分の言葉で誰かの心を動かしたいとずっと思って今まで生きてきました。
人事、採用担当だったら自分のしたいことができるかもしれない。
ここで初めて、社会人6年目を目前にして、自分が本当にやりたかったことが見えた気がしました。
だから、キャリアも年収が下がってしまうかもしれないことも、怖くなかった。むしろワクワクした気持ち。
ここがいいと思えた、だから自分で選んだ
そのまま選考は無事進み、入社が決まりました。
最後のランチ面談で上司と上下の服の色が一緒だったのも、
そのランチの場所が前職でも行ったことのあるちょっと思い入れのある場所だったのも、
最初の面接の日のその時間が、まさかの私の地域が停電になり顔が真っ暗な状態で参加し、顔の下から懐中電灯を照らした肝試し風になってしまったことも、
なんか、全部、その”縁”を、信じてみたくなりました。
今までの自分の選択に自信を失いかけていたけれど、ワクワクした、その自分の気持ちを、もう一回信じよう、信じてあげようと思いました。
自分を信じてよかった
今、私はとても毎日ワクワクした気持ちで働いています。
採用担当として、日々新しい学生に出会いながら、どんな経験をしてどんな思いを抱いて今私の会社に会いに来てくれたのか。
未経験だから、毎日が新しい学びの連続で、とても楽しい。
何でもやってみたいし、たくさん経験したい。
そんな私の気持ちを尊重してくれる会社に出会えたこと、
周囲の友達とのキャリアや年収差を比べたり、外面など気にしたりせず、まっすぐにやりたい、働きたいと思った仕事と人と出会えたこと
全部、自分が決めたこと。
自分が選択してよかった、と心から思っています。