【デュエパ】悪魔神デスモナーク
ここ最近記事の執筆をサボっており、かなり久しぶりの更新となります。
そしてこれまでMTGに関する記事を主としておりましたが、今回はデュエマ版の統率者戦、デュエパーティーの記事となります。
1.デュエマ歴とデュエパ参入のきっかけ
過去の記事でデュエマについて触れたことが無かったので簡単に筆者のデュエマ歴について触れておきます。本編の内容にのみ興味がある方は読み飛ばしていただいて構いません。
デュエマは4弾が出た頃にはじめ、MTGより先に始めたTCGでもあります。始めたきっかけは漫画で黒城が悪魔神バロムを繰り出したシーンに一目惚れしたためです。バロムが収録されている4弾のパックをずっと購入し続け、集まったカードで組んだ束が最初のデッキ。ちなみにそこからしばらくパックを剥き続けてようやくバロムを当てた時の喜びは一入でした。MTGでも同様にデーモンを好んで使うのは実はデュエマがルーツです。
2011年頃までは店舗大会や大型大会へ参加する程度には活動を続けておりました。その後も時折プレイはしたりカードは購入しておりましたが、MTGに重きを置くようになった頃合いだったためそこまで精力的に活動していた訳ではなく、どういうカードが使われていたりどういうデッキが勝っているという大雑把な情報くらいは見ている程度でした。
そんなある時、MTG関連のコミュニティの方よりデュエパーティーを始めないかと誘われました。通常40枚でデッキを構築するのに対し、MTGの統率者戦と同様に統率者となる5マナ以上のクリーチャー(パートナー)を含めた60枚ハイランダーでデッキを組み、4人で対戦するというもの。統率者を好んでプレイしていることもあり、手元に残しているカードに少し買い足せばデッキは組めそうだったためデュエパへ参入する事としました。
最初はデッキ1つだけ持っておくつもりでしたが、このフォーマットがとても気に入ってしまい月日を重ねてゆく内にデッキの数も増え、今では6つ所持しております。その中でも特にお気に入りの一つであるデスモナークについて記事として取り上げさせていただきます。
2.デッキリスト
2024年7月16日現在、カイザーオブハイパードラゴン発売後・ファンタジーBEST直前時点でのデッキリストは画像のものになります。次項にてパートナー含め全60枚を解説いたします。
本デッキのプレイレベルは3を想定しております。最短5ターン目にドルバロムによるランデスや大量ハンデスが降り注ぎ、次のターンには呪文封じやクラジャによってより安全にフィニッシュへ向かいます。
参考までに、公式にて目安として定められているプレイレベルの文言を掲載しておきます。1や2は特定のプレイヤーを早期段階でゲームから排除してしまうような行為(集中攻撃、大量ランデス、ロック等)は極力非推奨とされておりますが、3は情け無用の何でもありなレベル帯。MTGの統率者戦でいうレベル7以上・cEDHのような立ち位置のレベル帯になります。
3.60枚解説
パートナー:悪魔神デスモナーク
本人そのものは6マナ8000Wブレイカーと平凡なスペックですが、破壊された時に自分の墓地から非進化デーモンコマンドを全てリアニメイトするという非常に豪快かつ強力な能力を持っております。この能力を誘発させて大量展開し、妨害能力を持つデーモンコマンド達でリソースを奪いつつ数の暴力によって勝利を目指します。
そのために必要な手順を洗い出すと以下4点が必須となります。
・墓地肥やし
・進化元の確保
・デスモナークへの進化
・自壊手段
幸い、墓地肥やしを持つデーモンコマンドや軽く出せるデーモンコマンドも一定数いるため、それらを活用して下準備を行ってゆくこととなります。
ブラッドレイン2種
デッキの速度を1ターン早められる地味に重要な存在。場に残らないチャージャーと違ってオカルトの生贄時頭数にもなる一方で除去されやすいため一長一短。3ターン目にヴォゲンムを出すのが理想の動き。
不死 デッドエンド
軽いデーモンコマンドかつ手札を1枚捨てられる、地味ながら重要な存在。これ自体もザビ・ミラⅣ世等でリアニメイト可能なためデスモナーク着地前後の手札管理も重要となってきます。デスモナークでリアニできるブロッカーでもあります。実は他のコマンドがいると殴れます。
虚∞龍 ゲンムエンペラー
3マナで4枚墓地が肥える。捲った4枚の中から進化クリーチャーを拾えますが、ドルバロム等は墓地にいてほしいためそういったものはあえて回収しなくてもOK。また闇のドラゴンでもあるためドルバロムDの進化元にもなります。
伊達人形ナスロスチャ
サーチ先は他に落ちているデーモンコマンド次第で変化しますが、XENIA、ザビ・ミラⅣ世、バーロウ、ゲンセトライセ、ドルバロム(D)辺りが主となります。
霊淵 ゴツンマ=ダンマ
自分の動きが基本的に4マナ以上となるため、3マナ以下で足止めが出来る生物として採用しました。ハイパー化によって打点も出せるため1ターン稼ぐ生物としては頭一つ抜けた性能。
食欲の悪魔龍 イッタンイート
見たまんま軽めの自壊手段。これ自身がデーモンコマンドドラゴンという種族であるためデスモナークでリアニした際にヴォゲンムやテンザンのようなLOの危険性があるものを自壊でき、更にドルバロムDへの進化元にもなるため採用しております。場に不要な生物がいれば一応デスモナークの進化元にならなくもないです。
3マナチャージャー4種
コダマダンスのような墓地肥やしにならない・生物でないものはDOOMドラゲリオンやウラギリダムスの火種にならないため優先度を下げ、カレイルのような水晶チャージャーはクロノパギャラのマナ武装に貢献しないため、墓地肥やしを兼ねており黒マナとしてチャージされるものに絞りました。デスモナーク自体が6マナと重すぎるわけではない点や4マナの墓地肥やしを運用する上で3ターン目のチャージャー自体が必須ではない点からそこまで枚数を採らなくとも問題ないと判断しました。
デュザメの黒像
デーモンコマンドのタマシードであるため進化元になれて墓地肥やしも内包しており、かつ3マナと軽いためこちらも本デッキにおいては重要な1枚。墓地回収も2枚まで任意であるためドルバロム2種は拾わなくともOK。
更にデスモナークは進化ではないデーモンコマンドを全てリアニメイトするため、このデュザメの黒像も戻ります。その際、墓地肥やしは強制なため残りライブラリー枚数には要注意です。
墓地肥やし+回収枠6種
回収範囲が広いものをピックアップして採用しております。本家プライマルスクリーム等、呪文だけのものはスクリームチャージャー以外は先述の通りDOOM等との兼ね合いにより不採用。オブザ08号はEXライフやエスケープ、ジスタジオを除去できる上にドルバロムDの進化元になるため墓地肥やし以外の仕事も兼ねております。
墓地肥やし+除去トリガー枠 ハンマ=ダンマ&ブリタニア
どちらとも墓地肥やししつつ相手のメタクリを除去できるST枠かつ4マナと手打ちしやすいのが利点です。ハンマ=ダンマは墓地肥やし任意・枚数より小さいが対象。ブリタニア下面は墓地肥やし4枚強制・枚数以下が対象。後者は呪文での除去であるためギャイアやワルドブラッキオ等も処理可能です。それらはコストが大きいですが7枚以上墓地肥やしが出来ていればワルドブラッキオも射程範囲となります。
不死 デッド
4枚任意の墓地肥やし。それだけであればアビスにももっと有用なものが存在しますが、これ自身がデーモンコマンドであるため進化元になる点が重要。また、バーロウやXENIAを吊り上げた際にデュザメの黒像やこれで墓地肥やしして目当ての吊り先を探す事も狙えます。
高効率墓地肥やし ヴォゲンム&テンザン
通常よりライブラリーが多いため活躍の場が広いヴォゲンムおよびテンザンは本デッキにおいても非常に重要な存在です。2ターン目ブラッドレイン2種どちらかから3ターン目に繋ぐ事ができれば理想ですが、墓地肥やし+回収札から拾って5ターン目までに1回誘発でも許容できます(ヴォゲンムに限り)。テンザンは攻撃が必要な点でタイムラグがあるがドルバロムDに進化可能。どちらとも墓地肥やしは強制であるため、デスモナークで大量展開した後はLOを回避するためドルバロム以外にも亮君やXENIAの進化元にします。
蜂紙の聖沌 h4ch1
1点だけ割られた際に出たとしてもブロックで破壊されればアンタップ破壊により2体止める事が出来、2打点以上ブレイクされた時のみ自壊効果が使えるため一応デスモナークを立てた際にカウンター札になります。また、デスモナークで大量展開後にデスゲイト等でリアニできるブロッカーとして1ターンをより確実に稼ぐ事が出来る役割もあります。
衒影の悪魔龍 トゥルトゥル/封じられた真言
上下とも非常に有用です。まず上面が5マナのデーモンコマンドドラゴンであるためデスモナークの進化元になり、ドルバロムDにも対応しております。ヴォゲンム等から繋いだ際にダースシスKやオカルトを回収してデスモナーク起爆の下準備も可能。下面も除去STであり、自壊可能なためh4ch1同様デスモナークを立てた際のカウンター札にもなるだけでなく手打ちでも仕掛ける事ができます。下面で打った後にデスモナーク効果で上面を出してデスモナーク+クラジャ、デス・ザ・チョイス、DOOM等を回収する動きはこのカードにしかできない芸当です。
紅弔の魔人 ギリアール/闘い踊る凶器
基本的な役割は下面によりデスモナークを自壊させる事ですが、その後にデスモナークで上面としてリアニし、ザビ・ミラⅣ世でギリアール以外を複数体自壊しハンデス+ドローモードを選択、更にギリアールによって味方破壊時のハンデスで複数名の手札を刈り取る事ができます。
死神覇王 XENARCH
役割自体は自壊持ちデーモンコマンドにGストライクが付いただけと淡泊ですが、先述したようにヴォゲンムやテンザンもまとめてデスモナークでリアニした際にLO回避のためCIPで自壊手段があるデーモンコマンドは必要で、一応ながら受け札になる点を評価しての採用です。また、これが墓地にある時にデッドエンド等で手札を捨てると戻ってくるためデスモナーク自壊手段が他に無い時でも確保する事が出来ます。
謀遠 テレスコ=テレス
直接本筋のプランとは関係ないカード。メタクリを捌き切れない時やお清め等で墓地がリセットされてしまった時はこれでリソース差を付け、デッキ内の重めで強力なデーモンコマンド達を素出ししたり除去なり墓地肥やしを再開してゆくための中間地点です。チャージャーから繋がる5マナという絶妙なコストやブロッカーでもあり、これ以外のハンデスも何種類か搭載しているため最大3打点となる事もあり、攻守に渡って頼もしい1枚です。
滅界の魔将バフォロメア
アプルやポッピ冠ラッキー等のパワー3000までのメタクリを流せる5マナデーモンコマンド。但しデュエパのルール上誰か一人にしか影響がないのは御愛嬌。Gストライクとその際に1体へ-3000修正を与えるため最大2体止められる受け札にもなります。
暗黒鎧 ダースシスK
マナコスト不要のデスモナーク自壊手段その1。最も強力な自壊手段です。デスモナークだけいれば他に生贄用の頭数は不要で、手札を1枚捨てるコストもドルバロムやバーロウ等を捨てられると考えればむしろメリットでもあり、ライブラリー1枚切削も同様にリアニ先が落ちる可能性がある事を考えるとメリットと捉えられます。
アーテル・ゴルギーニ
別々のプレイヤーが出しているメタクリ2体を処理する事ができ、その範囲も1回辺り4000まで、最大1体に重ね掛けして8000までと非常に広範囲です。墓地肥やし2回でも8枚落とすもよし、墓地肥やし+蘇生で4マナ以下のデーモンコマンドを釣る事でデスモナークの下準備もバッチリ。デスモナークとこれがいる時に6000以上のアタッカーでこちらに殴りに来るとデスモナークを自壊させられるため攻撃の牽制にもなります。更にドルバロムDの進化元にも対応しており、名前に「・」があるため亮君で破壊され・・・そうになっても他に優先度の低い生物等を身代わりに耐えるため、本当に無駄がないです。
凶鬼09号 ギャリベータ
墓地肥やしとドローを兼ねた5マナのデーモンコマンド。1回辺り2枚しか墓地が肥えないものの、自力で墓地から出せるため各種チャージャーで落ちた次のターンに繋ぐのが理想です。出来れば2ターン以上は誘発させたいところ。
盗掘人形モールス
ヴォゲンム等で墓地が肥えた際にダースシスKやオカルトを拾うためのカード。オカルトの3体という頭数の1体を担えるのも大きいです。状況に応じてXENIAやDOOMを拾ってドルバロム等へ繋げる事も可能です。
墓標の悪魔龍 グレイブモット
2枚とはいえ任意の墓地肥やしが可能かつ貴重なブロッカー持ちのデーモンコマンドドラゴン。デスモナーク前のターンに出せる5マナであるため採用しております。ちなみに最後のテキストは相手のサイキッククリーチャーが-5000とデュエパでは機能しない能力です。
マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド
トゥルトゥル同様にダースシスK等を回収しつつデスモナークの進化元となり、デスモナーク自壊後もデスモナークを拾い直したりクラジャやデス・ザ・チョイス等を回収可能。下面も除去STと堅実な1枚。多くがCIPでの除去に頼っているため、ブリタニア下面同様にギャイアやワルドブラッキオの除去手段となります。
非デーモンコマンド除去ST ガチャック2&c0br4
どちらとも最大2面以上止められる可能性を秘めたST生物。6マナと素出しも可能なコストであり、墓地肥やし生物を蘇生してデスモナークの出力を確保したり自壊生物を蘇生してデスモナーク起爆に繋げたりと用途は多岐に渡ります。
凶鬼02号 ドゴンギヨス
デッドエンド同様、引いてしまった蘇生先を捨てられるデーモンコマンド。しかもその性能は常時ハイパー化したゴツンマダンマと同じく6000Wブレイカーのマナ強制タップイン。一応スレイヤーもあります。基本的にはディスカード要員でありながら、デスモナーク自壊後もドゴンギヨスのお陰で1ターン稼いで勝利に貢献する事も少なくないです。
葬英雄 ゲンセトライセ
マナコスト不要なデスモナーク自壊手段その2。マナ武装5で自ターンエンド時に1体破壊する事で自身が蘇生します。ヴォゲンム等で墓地肥やししているついでに確保できる自壊手段として重要で、ドルバロムDの進化元にもなります。エンド時にしか誘発しないため、XENIAでドルバロムを蘇生するには次のターンまで待つこととなる点がダースシスKやオカルトよりは劣ってしまいます。
マナ武装7の方はファンキーナイトメアを採用していないため特に関係ない能力です。ちなみにデュエプレ版と違って5マナまでしか蘇生出来ません。
魔天斬 ドゥームズ
デスモナークと同じマナコストではあるものの、CIPで任意6枚の墓地肥やしが可能なデーモンコマンド。6マナ域では他にブラックルシファーやグルデムボウといったCIP墓地肥やしのデーモンコマンドがおり、最初は全て採用していたのですがドゥームズは任意であるのに対して他2枚は強制であるためデスモナークでリアニした際にLOの危険性がある事から抜けてゆきました。またドゥームズには攻撃時自分の墓地にクリーチャーが13枚以上あれば相手のクリーチャー全て-13000という全体除去能力も兼ね備えており、意外と誘発させる機会もあります。
偽りの名 イハッカ・熊田すず
場に残る除去内蔵STデーモンコマンド2種。受け札に乏しいデーモンコマンドの防御性能を高めてくれる貴重なカード達です。熊田すずはドルバロムDの進化元にも対応し、ハンデスもあるため強さは当然こちらの方が一段上です。
邪眼の祈祷師ザビ・ミラⅣ世
複数を自壊する事が出来、それによって1ドロー&1ハンデスもしくは4以下蘇生を持ちます。これによってデスモナークを自壊させてナスロスチャや墓地肥やし生物を蘇生させてデスモナークの出力を上げたりドルバロムまで繋げる事が可能です。これをデスモナークから蘇生した際は先述の通りギリアールと併せて大量ハンデスを狙ったり手札にドルバロムがあってバーロウやXENIAが着地した際はデッドエンドを蘇生したり、次ターンまでの防御用としてh4ch1やホネンビー等のブロッカーを立てます。
悪魔龍 ダークマスターズ
ピーピングハンデス持ちデーモンコマンドドラゴン。素出しも出来るマナコストのためデスモナーク展開後のターンで攻めに転じる際、シノビ等の防御札を構えている相手や盾が厚く攻めきれなさそうかつビッグアクションが疑われる相手を狙います。
CRYMAX ジャオウガ
こちらもテレスコ同様、サブプランの側面が強いカード。デスモナークの隣に置いておくことで敗北回避の3枚破壊によってデスモナークを起爆させカウンターを狙う事も一応可能です。デスモナークでの大量展開とも相性ははよく、また大量展開とまでいかなくとも5体程度リアニした後で詰める際にも重宝します。
地獄の悪魔龍 デスゲイト
ガチャック2や地獄門デスゲートのようにアンタップ生物除去+そのコスト参照でリアニが出来るデーモンコマンドドラゴン。CIPだけでなく攻撃時にも誘発しますが、条件としてライブラリートップを墓地に落として闇のクリーチャーでなければならないという制約があります。とはいえ墓地肥やしも兼ねていると見る事もでき、デスモナークで吊り上げた際はXENIAやドルバロムでは取りこぼしてしまう闇のクリーチャーを狙い、アーテルやh4ch1等のブロッカーを立てます。
罪英雄 クロノパギャラ
デスモナークで戻せるブロッカーなデーモンコマンドドラゴンですが、自壊生物とマナ武装7によってLOを回避する事が最大の理由になります。2番目の攻撃強制能力は各相手のターンごとに誘発します。
デス・ザ・チョイス
黒いボルドギ。デッキ内クリーチャーの比率が高いため高い確率で成功させる事ができ、更にCIPで除去を持つクリーチャーも一定数採用しているため運が良ければ2体止める事も可能です。デスモナーク起爆後にデーモン閣下やデュザメの黒像等が出た際は優先的に回収します。
マキシマムザ亮君(暴天覚醒MAXIMUM神羅曼象)
黒単色としては珍しく呪文封殺を備えており、NEO進化なためデスモナークから戻しつつそのまま進化速攻も可能なため詰め切る際は重要な1枚です。デッキ内大半のクリーチャー名前に「・」が入らないものの、引っかかってしまうものは一部存在します。特にDOOMは名前に「・」が付くため出す際は要注意。
デスモナークで大量展開した際の天敵である全体除去の多くはこれで封殺可能です。招龍邪技(ショー・ユー・ザ・ギグ)のようにルビに・が入っているものであっても止める事が出来ます。
死神明王 XENIA
亮君同様、NEOクリーチャーのためデスモナークで蘇生後に進化速攻で攻撃可能。そしてこちらはデスモナーク対応範囲外のドルバロムまでリアニする事ができ、デッキの強さを一段階引き上げていると言っても過言ではありません。8マナとやや重いものの、メタクリ等でデスモナークが十全に機能しない・そもそも出せないような時は素出しも視野です。
煉獄の悪魔龍 フォーエバー・オカルト
マナコスト不要な自壊手段その3。ダースシスKには劣りますが、手札がこれだけになってしまってもクリーチャーさえ揃えば使える点やドルバロムDの進化元にも対応している点はあちらにはない利点です。
ちなみに4体破壊が必要なジョルジュバタイユは不採用。4体目まで確保するのが非常に厳しいためです。
暴君の悪魔龍 デストロキール
本体が9マナとまず素出しが望めない程に重いですが、デスモナークから展開した後に改めてデスモナーク等を回収できるデーモンコマンドは何種類かあれど、除去も内包しているのは他に無い利点です。デスゲイト同様に攻撃時にも誘発する事が出来、3打点あるため後から出てきたブロッカー等もこじ開けながら詰にゆくことができます。
邪霊神官バーロウ
デスモナークからこれを経由することでドルバロムへ繋ぎ、非闇のデッキを壊滅させる事が出来る1枚。XENIAとバーロウによってデスモナーク後にリソースを奪う力が底上げされております。素引きしてもすぐにはマナに埋めず、デッドエンドやドゴンギヨス、ダースシスKで捨てる事も加味して手札に温存しておく事は度々あります。
悪魔神ドルバロム・悪魔龍王ドルバロムD
XENIAやバーロウを経由する事でデスモナークから繋ぐ事が可能。ドルバロムの方は進化元に困る事は無いが、ドルバロムDは闇のドラゴンが進化元であるためXENIAやバーロウからは直接進化できないため注意。デーモンコマンドドラゴン以外にも先述の通りゲンムエンペラーやアーテルからも進化可能。
知識の破壊者デストルツィオーネ
素出し出来そうにないマナコストのためデスモナーク等で吊るしかない重さ。着地できれば誰か一人の手札を全て刈り取って3打点が残るためデスモナーク起爆後により安全に一周回ってこれる機会を作りつつマナが残っている場合でもシノビを叩き落す事が出来るため攻めに転じる際も有用です。
龍頭星雲人/零誕祭
墓地肥やしによって最小1マナで着地出来るデーモンコマンドその1。2ハンデス+3打点も十分に強力ですが、このカードは下面が除去ST呪文でもあり、更に自壊手段も兼ねるためデスモナークとの相性に優れる1枚となっております。
超新星DOOM・ドラゲリオン
墓地肥やしから最小1マナで着地出来るデーモンコマンドその2。これでそのまま攻撃した方が良い場面が大半ですが、1体だけ蘇生してもイマイチな時はデスモナークの進化元にすることもあります。名前に「・」が入っているため亮君で吹き飛ぶため扱う際は要注意。
大魔王 ウラギリダムス
墓地肥やしから最小1マナで着地出来るデーモンコマンドその3。敗北回避およびLO回避も併せ持っているため、ヴォゲンムやテンザンでライブラリーが薄くなった際に心強い1枚です。
現時点での採用カードは以上ですが、定期的にリストを見直しては弄っているため今後も変化してゆくことでしょう。ファンタジーBESTでの新規カードも試してみたいものがあるため、そのための枠を空けるため頭を悩ませているところです。
4.デッキの大まかな動き
先述した通り、基本的には墓地肥やしを重ねつつ進化元であるデーモンコマンドを最低1体着地させておきます。理想はヴォゲンムが欲しいところですが、当然ながら常に引ける訳ではないため例えばホネンビー→デーモン閣下→ドゥームズのような下準備を行う事もあります。
ライブラリーを落とす墓地肥やし以外にも数枚手札を捨てる手段を搭載しておりますが、例えば手札にバーロウとドルバロムが両方来てしまった際にデッドエンドでどちらか片方を捨てる場合について。まずバーロウから捨てた方が良いです。デスモナークをデッドエンドの上に進化させ、自壊させた際にバーロウとデッドエンドがそれぞれ誘発する状態を作ります。先にデッドエンドでドルバロムを捨てることでバーロウからドルバロムを蘇生する事が可能となります。
デスモナークを着地させたターン中に出来れば自壊したいですが、ダースシスK等が無い場合は次のターンに持ち越してもOKです。STで自壊できるものを3種類採用しているため、その間に攻め込まれてもカウンター出来る可能性は十分にあります。
デスモナークを自壊した際に墓地回収持ちデーモンコマンドが蘇生出来るならデスモナークをそのまま墓地へ残し、そういったものが無ければパートナーゾーンへ返します。DOOMやウラギリダムスの火種が欲しい場合は回収手段の有無に関わらず墓地に残す事もあります。大量展開した後はドルバロムの被害が少ない(マナが多く残った)プレイヤーから狙って盾を削りにゆきます。
冒頭では最短5ターン目と述べておりましたが、理想的な動きも記載しておきます。
2ターン目:ブラッドレイン2種どちらか
3ターン目:ヴォゲンム
4ターン目:トゥルトゥルやデーモン閣下でダースシスKやオカルトを回収
5ターン目:ヴォゲンムをデスモナークへ進化させ、ダースシスKやオカルトで自壊。或いはターンエンド時にゲンセトライセで自壊。バーロウやデストルツィオーネ、亮君でリソースを枯らしつつ呪文封殺の盤面を形成する。
本記事は以上となります。気が向いたら他のデッキについてもご紹介するかもしれません。またご質問等あればお気軽にコメントいただければ幸いです。