映画を観た記録217 2024年11月18日   侯 孝賢『黒衣の刺客』

Amazon Prime Videoで侯 孝賢『黒衣の刺客』を観る。

雄大な山々に霧煙る中国の大地を舞台に暗殺者として育てられた女性の数奇な人生をたどる。

画面をじっくりと見なければならない映画である。テンポよく画面が切り替わるのではないので、じっと落ち着いて画面の隅々まで見届けなければならない映画である。

と思いきや、刺客とそのほかの者の戦闘アクションシーンに突如として切り替わり、その落差に戸惑いを覚える。

私が気になっていたのは、映画とは関係ないのではあるが、本作を観ると、唐の時代の人々は靴を履いているのである。なぜ、靴が日本に輸入されなかったのか。なぜ、日本は靴を拒んだのか、ということである。それはおそらく、纏足と関係しているのかもしれない。日本が靴を拒んだのは、靴をはいてしまうと足が成長しなくなってしまうと恐れおののいたのではないか。映画と関係ないことを書いてすみません。

雄大なまるで墨絵のような映画である。

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