映画を観た記憶32 2024年2月23日   シャンタル・アケルマン『街をぶっ飛ばせ』

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シャンタル・アケルマンは前世紀のフェミニズム映画作家として記憶されている。また、天才映画作家の一人として並んでいる。

本作品はアケルマン自身が出演していて、自宅でアナーキーな行動を繰り広げる。

若きアケルマンのエネルギーが爆発しているような作品である。

本作品は、一般の劇映画のような映画ではなく、実験映画なのか、ドキュメンタリーなのか、判然としないが、劇映画一般とは映画の観方の変更を迫るのである。物語があるのではない。

アケルマンのアナーキーなエネルギーがあるだけで、いわゆる過激な映画でもない。

「オリジナル」というのはアケルマンのことかもしれない。

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