映画を観た記録214 2024年11月15日    ゲイリー・ロス『ニュートン・ナイト/自由の旗を掲げた男』

Amazon Prime Videoでゲイリー・ロス『ニュートン・ナイト/自由の旗を掲げた男』を観る。
南北戦争、奴隷解放、そしてリンカーン大統領の次期大統領ジョンソンによる奴隷制廃止の撤回、KKKの暗躍。
アメリカ黒人、虐げられた者たちの映画。
主人公ニュートン・ナイトは南北戦争の南軍からの脱走兵。
彼は、南軍が零細農家から物資を徴収するのを防ぐため、黒人、農民を組織し、南軍に抵抗戦争する。
そして、南北戦争は共和党リンカーンが率いる北軍が勝利し、憲法が、奴隷制廃止を修正したものの、次期大統領ジョンソンが撤回し、またもや黒人は奴隷の地位に落ちてしまう。ニュートン・ナイトはニュートン自由国を建設する。
度重なる南軍や人種差別者白人やKKKの嫌がらせに屈せず、ニュートンナイトの国は抵抗する。
当時をそのまま再現している。クレジットを見ると時代考証と思しきクレジットはハーヴァード大学の先生なのか教授なのか名前がクレジットされている。
ニュートンナイトを演じたのはマシュー・マコノヒーである。
本作は、燃える家の火が印象的である。
歴史に誠実に向き合った良心的大傑作である。
Wikipediaで監督のプロフィールを見ると、作品リストから想像するに職人監督であり、本作もその商業映画の一つとすれば、アメリカ映画の許容度が大きい。


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