映画を観た記録243 2024年12月22日   バート・ケネディ『女ガンマン 皆殺しのメロディ』

Amazon Prime Video バート・ケネディ『女ガンマン・皆殺しのメロディ』を観る。

悪党の銀行強盗に、亭主を殺され、凌辱された復讐のため、銃の撃ち方を学び、復讐する痛快劇。

女主人公はラクウェル・ウェルチが演ずる。

本作はどこがシブいのかというとギターを弾く男が出演するが、その男がパコ・デ・ルシアだったりするところがシブい。

悪党はアーネスト・ボーグナイン、ジャック・イーラム、ストローザー・マーティンらが演じており、とてつもなく下品である。

メキシコで銃製作をしている業者がクリストファー・リーが演じている。

ラクウェル・ウェルチ扮する女ガンマン・ハニー・コールダーに射撃を教えるのが、ロバート・カルプ演ずるトーマスである。トーマスという名を聞くだけで、無法者が震え上がる賞金稼ぎである。メガネ姿がスピルバーグに似ている。

ハニーの衣装が、上半身毛布、下がトーマスの賞金で買ったズボンで、大きいので、店主が風呂に入れば縮むというので、素直にやっているところが面白い。ハニーは、家は火を放たれ、火事になってしまい、家まで失い、毛布姿で西部を復讐のために動くのだが、化粧はしている。つけまつげ、アイシャドウなどしっかりメイクをしていて、「リアリズム重視」の頭の固い人間は、化粧なんかできるわけがないと怒るかもしれない。しかし、映画は奇跡を作るのである。

とてもわかりやすい西部劇である。

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