シャーム解放機構のジャウラニはテロリストではない、人民の英雄である
反米と反イスラエルをこじらせた結果、プーチンやアサドという独裁者を美化する自称パレスチナ支持者とは何なのか。
アサド父は、シリア・バース党でPLO支援をしていたジャジーラを敵視し、それが理由で、ジャジーラを逮捕し、幽閉した。
アサド父にアラブの大義などない。あるのは、アラブ石油富豪に対する大義である。つまり「ブルジョワ独裁国家」がアサド父であり、その息子がパレスチナを支援するといって真にうける日本の自称パレスチナ支持者はもっと人民の側に立って物事を見たほうがいいですよ。
シャーム解放機構の指導者・ジャウラニがアルカイダに属していたのはわかる。というのは、アルカイダとは、イスラムの聖地に米軍基地を置くアラブ石油富豪が作ったブルジョワ国家サウジ・アラビアに対する反発が、オサマ・ビン・ラディンの政治活動の主目的であり、反米ではない、つまり、サウジアラビアの堕落した富豪への敵意が根本にあるのだ。そこを理解すればジャウラニがアルカイダに所属していた理由はわかる。
しかし、ジャウラニは、アルカイダにも失望し、絶縁し、人民のための解放軍「シャーム解放機構」を組織したのである。
ジャウラニはテロリストではない、人民の英雄である。