映画を観た記録77 2024年4月7日 ドン・シーゲル『ラスト・シューティスト』
Amazon Prime Videoでドン・シーゲル『ラスト・シューティスト』を観る。
ジョン・ウェインが、ガンに犯された老シューティスト、ジョン・B・ブックスを演じる。
ジョン・B・ブックスは、ローレン・バコール演じるボンドが営む下宿に間借りする。ボンドはブックスを煙たがっていたが、末期がんであることを知り、同情する。ブックスを末期がんと診断したのは、ジェイムズ・スチュワート演じるホイステトラー医師である。ブックスを慕い、ボンドの息子がロン・ハワード演じるギロムである。ロン・ハワードは、もともと子役だったのである。本作品で初めて知った。本作品はジョン・ウェインの遺作である。
撮影監督はブルース・サーティーズである。クリント・イーストウッドの映画でおなじみの撮影監督である。黒みがかった画面は本作品でも遺憾なく発揮されている。
がんの鎮痛剤がわりのアヘンチンキがまるでウィスキーのように見えるのがおかしい。
ブックスは自分が死ぬことをわかっているので、一張羅をきれいにしたいので、ブラシ掛けをボンドにお願いするが、ボンドはドライ・クリーニングならきれいになる、といって早くやるようにお長居するわ、と言って綺麗になった一張羅を着て、果し合いの日はブックスの誕生日である。
ブックスは果し合いの敵を撃ち殺したが、ブックス自身は、店の者から殺される。
西部劇の黄昏を飾るに相応しい名作である。
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