映画を観た記録244 2024年12月23日 ジャンカルロ・サンティ『怒りのガンマン/銀山の大虐殺』
Amazon Prime Videoでジャンカルロ・サンティ『怒りのガンマン/銀山の大虐殺』を観る。
主人公の元保安官・クレイトンをリー・ヴァン・クリーフが演ずる。
アメリカ西部の富豪であるサクソン一家がどうみてもイタリアの貴族のように見えてしまうが、ストーリーとリー・ヴァン・クリーフの「目」がこの映画の見どころである。
面白いのは、犯人は誰だ、ピーター・オブライエン演ずるフィリップではない、フィリップは絞首刑にかけれそうなときに、クレイトンは、真実の犯人の名を告げる。
サクソンを殺したのは俺だ!とクレイトンが語る。
このドンデン返しが面白すぎる。
犯人、お前だったのか。
あっけにとられてしまう展開。
フィリップを愛する女は、サクソン一家と婚約させられそうになっていた娘である。
最後の決闘が終わったあとに、クレイトンがフィリップにお前にホの字だったのだ、というが、映画の中でそれを感じさせるシーンはない。この娘の出番があまりないから、思わせるシーンがないのは当たり前か。
なかなか味わい深いマカロニ・ウエスタンであり、見どころはリー・ヴァン・クリーフの「目」である。