映画を観た記録23 2024年1月21日 タルザン&アラブ・ナサール『ガザの美容室』
Amazon Prime Videoでタルザン&アラブ・ナサール『ガザの美容室』を観る。
ガザのある美容室。ロシア系のクリスティンの美容室。女性客が待ちながら、おしゃべりをしている。そのおしゃべりからわかることは電気は1日3時間しか使えないこと、道路は検問所だらけで目的地へ行けないこと、登場人物の中のある女性は、ハマスの検問所で3時間、ファタハの検問所で2時間、イスラエルに着いたら刑務所!笑っていいのだろうか。際どいのである。本作品を観ると、わかるのは、一般的な市民は、ハマスにもうんざりしていることだ。口々にハマスへの悪口も出てくる。
ハマスが統治するガザではイスラム原理で外は女性はヒジャブをつなけなければいけない。美容室の少し、外へ出るときでも、室内はヒジャブをつけていないが、外へ出たら素早く身に着ける。それはロシア系のクリスティンもそうしている。
おしゃべりが続き、外で銃声の音がする。
爆弾の音がする。
それでも彼女たちは生きていかねばならない。
ある男は、ライオンと共に死ぬ。この登場人物の一人の女性の婚約を考えていた男である。
最初から最後まで室内のドラマ。
いつになったらパレスチナに平安な時間がくるのだろうか。