映画を観た記録132 2024年7月20日 チャールズ・チャップリン『ライムライト』
Amazon Prime Videoでチャールズ・チャップリン『ライムライト』を観る。
今まで観た中で最高傑作、映画のナンバーワンは『ライムライト』。
『ライムライト』なくして、アニメ『アルプス少女のハイジ』のクララが立つシーンもなかっただろう。『ハイジ』のことはともかく、この映画ほど、わかりやすく、シンプルに、生きることの素晴らしさを伝える映画もないのではないか。
それは、チャップリンがバスター・キートンを起用していることからも言える。見せ場は、バスター・キートンがピアニスト、チャップリンがバイオリン弾きのステージである。
チャップリン演じるカルベロとクレア・ブルーム演じるバレリーナのテリーとのほのかな愛、というか、カルベロに救ってもらったテリーがカルベロに愛を抱いてしまう。カルベロは、テリーのもとから、逃げてしまうが、テリーがロンドン中を探してみつけてしまう。
テリーは、愛があれば、年長者のカルベロと結婚したいと望むが、カルベロはそのようにはいかない。
というような愛の話もあるが、やはり、ステージ上のバスター・キートンとチャップリンの芸がすごいとしかいいようがない。
古典映画は、演じる人間の芸の幅の広さでできあがっていたのである。