映画を観た記録106 2024年6月22日 ワヌリ・カヒウ『ラフィキ:ふたりの夢』

 Amazon Prime Videoでワヌリ・カヒウ『ラフィキ:ふたりの夢』を観る。

物語は、親が政敵同士いがみあっている仲、その娘同志は「同性愛」の恋愛関係となる映画である。その「同性愛」により地域の圧力、偏見にさらされる物語である。

観れば誰もが気付くが、ケニア人は英語を話せるのである。とはいえ、皆がそうではない。「同性愛」関係の娘同志は、親が政治家を目指し立候補していることもあり、教育水準が高いのだろう。カトリックの教会では神父は、ケニアの現地語を話す。ケニアの原地語というか公用語はスワヒリ語である。英語もそうである。

映画として洗練されているかというとそうではない。しかし、社会の慣習をはねのけて主題とするところに「若き大島渚的な反抗」を感じる。『青春残酷物語』のころの大島渚までである。

本作品がケニア初めてのカンヌ国際映画祭出品作品である。

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