日本共産党はそもそもからして労働者を軸にして出来上がった政党ではない
日本共産党は、立党時は、コミンテルン日本支部です。堺利彦、山川均らインテリだから、それこそ、今以上に労働者から離れていました。
比較的、労働者に近かったのは、徳田球一が率いていたころであり、それが、宮本顕治へ軸が変わり、インテリの政治集団へ変貌しました。
日本共産党は、徳田が率いていたころ、その前の治安維持法下の時期は朝鮮人も多数、在籍し、それこそ労働者党でしたが、それでもハウスキーパーを使い、男女の労働差別は是認していました。そして、宮本顕治以降は、「前衛」の政治意識が突出した政党であるから、労働者を含めた大衆へ教え導かねばならないという姿勢は不破、志位により、さらに強化され、田村の現在は、その歴史を見ない薄っぺらい反差別だの、LGBTだの、全く労働者と関係ない若者を引き入れてご満悦です。
日本共産党が労働者に軸を置いていたのは、短期間です。
松竹、神谷問題は、「労働者」が党に反乱したから、党がむかつくまさにソ連型共産主義を発揮した。
ソ連は、フルシチョフ時代、ストライキを起こした労働者へ銃撃発砲して、虐殺しています。それと同様の意識で、松竹、神谷は排除された。
日本共産党の根底はスターリン主義であり、彼らがソ連を巨悪と名付けて批判しようが、批判したからといって、自らのスターリン主義的組織の犯罪性が免罪されることはないのだ。
日本共産党は労働者から離れてどこへ行くのだろうか。