健康・くらし・介護（ライフケア）分野とは

「健康・医療・介護（ヘルスケア）」と「健康・くらし・介護（ライフケア）」は同様に健康と介護に関連していますが、その対象とアプローチには違いがあります。

「健康・医療・介護（ヘルスケア） 」は、主に医療と介護のプロフェッショナルサービスを中心に据えたコンセプトです。この領域には医療施設や介護施設、製薬企業、医療機器メーカー等が含まれ、医師、看護師などの専門家が疾病や怪我の治療、リハビリテーション、高齢者の介護などの専門的なサービスを提供します。このコンセプトは特に専門的な知識や技術を必要とし、また法的な規制や資格が必要となることが一般的です。

対照的に、「健康・くらし・介護（ライフケア分野） 」は、個々の健康と生活全体を包括的に視野に入れたコンセプトです。健康の維持や向上、生活の質の改善、介護のサポート等が重点となります。健康食品、フィットネス施設、ウェアラブルデバイス、在宅介護・看護サービス等がこの領域に該当します。個々の健康管理、予防医療、介護予防、生活様式の改善が主眼とされています。このコンセプトは、一般生活者向けのサービスや商品の提供が主になり、必ずしも専門的な知識や資格が求められる訳ではありません。当社ではこの分野をライフケア分野とも呼んでいます。

「健康・医療・介護（ヘルスケア） 」は医療と介護の専門サービスに焦点を当てたコンセプトであり、「健康・くらし・介護（ライフケア分野）」は個々の健康と生活全般に関わる多様なサービスや商品の提供を目指すコンセプトとなります。

これらのコンセプトはそれぞれ異なるアプローチと目標を持っていますが、両者は人々の健康と福祉を向上させるという共通の目標に向かっています。