ユビキタスの先にある、アンビエントの新たな世界
デジタル社会も急速に変化しており、IoT・AIを積極的に活用する社会からIoT・AIが暮らしに自然に溶け込んだ社会へとシフトしてきています。まさに、ユビキタス社会からアンビエント社会へとデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速しています。
ユビキタスの意味するところは、いつでも、どこでも、誰でも、コンピューターを通してインターネットにつながることが当たり前の世界になることを意味しています。このような世界が一般的になったことをユビキタス社会と言います。
対してアンビエント社会は、いつでも、どこでも、誰でも、コンピューターを通してインターネットにつながり、人間の周囲にあるコンピューターが人間の操作を必要とせずに、自律的にサービス提供を行うことが浸透している世界を指しています。
ですので、ユビキタス社会が進んだ先にあるのがアンビエント社会とも言えます。特に、暮らしの中にさまざまなAIが浸透してくると、ますますこの傾向が強くなりますね。
デジタルヘルス分野においても、ウェアラブルとかユビキタスというコンセプトでのサービスモデルからアンビエントなサービスモデル開発に軸足が移ろうとしている状況にシフトしつつあります。
スマートフォンからウェアラブルセンサー(アップルウォッチなども含む)にシフトしつつあります。さらに、インプランタブルなセンサーもどんどん登場してくるでしょう。
それには、「テクノロジー」によるイノベーションはもちろん重要ですが、それにも増して、「社会の変え方」のイノベーション(社会を理解し、社会を変えていくこと、また、その仕掛け・仕組み)がもっと重要になるのではないでしょうか。
より良い未来を作ることを目的として、社会の仕組みに目を向け、さまざまな仲間と共に共創プロジェクトを創り、進めていきたいと考えています。