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【21/22 プリマベーラ 第16節】ユベントスU19vsサッスオーロU19

試合結果

CBムハレモビッチとCFチェッリを出場停止、DMFオミッチを負傷離脱で欠くユベントスU19。
ベンチにU17組を5人も呼んで挑むことになったこの試合では、好調コンビのイリングとキボゾのゴールで勝利を収めた。

これにより、2022年を8位で迎えたユベントスU19は、4位まで順位を上げることとなった。

メンバーリスト

ユベントスU19
サッスオーロU19

ユベントスU19

 覚醒イリング

2022年に入り、爆発的な躍進を見せているのがストライカーやウイングでプレーするイリングである。

2020年9月にチェルシーユースから完全移籍で加入したイリングは、環境の変化などから、加入当初はチームに馴染めていない印象が強く、ロストマシーンになっていたことも少なくなかった。

そんなイリングだが、徐々にイタリアにも慣れはじめ、チームで連携が取れ出してきた今季は、完全に主力としての地位を確立し、いまやユベントスU19を牽引するプレーヤーの1人である。

今季プリマを欠場した試合は、ユースリーグやコッパイタリア・プリマベーラも含めて、現時点では23試合中たったの3試合。
出場した20試合での成績は、7ゴール6アシストを記録している。

セリエCやコッパイタリア・セリエCにも出場するなど、U23にも顔を出し始め、来季以降は本格的にU23でのプレーが有力視される期待の若手である。
こんな逸材を手放してくれたチェルシーユースには感謝しかない。


 最高ポテンシャルのドラティオット

マルキージオ以降、目立った選手を輩出していないと揶揄されることの多かったユベントス下部組織。
しかし近年では、ファジョーリやラノッキア、ベルアットなどローン先のセリエBクラブで主力級の活躍を見せる選手や、サレルニターナにローン移籍しているドラグシンやデッリカッリなど、セリエAのクラブが欲しがる選手を輩出し、徐々にプリマっ子のレベルは上がっている。

U23には、ミレッティやスーレ、アケ、デ・ヴィンテルといったトップチームにも呼ばれる有望株も在籍しており、今後もクラブ内での若手の競争は一段と激しくなると予想される。

そんな中でも、特に競争率が高いポジションが中盤である。
ファジョーリとロヴェッラという甲乙付け難い言うまでもない逸材たちや、セリエBのヴィチェンツァで低迷するチームの成績とは対照的に圧倒的な活躍を見せるラノッキアを保有するに留まらず、U23から這い上がってくるミレッティも隅には置けない存在に。
そしてもう1人、この熾烈なトップチームへの切符を賭けたレースに割り込んでくる可能性を見せる選手が、プリマにいる。ドラティオットである。

正直、トップチームデビューしたら絶対話題になるタイプの選手だし、うまく育成できればとんでもない選手になる。

(数人しかいないと思うけど、これを読んでくれている皆さん、今からでもいいのでドラティオットを推しましょう。トップチームデビューしたときドヤれます!)

ドラティオットについてはボローニャU19戦でも触れたが、改めて動画を貼る。
たぶん説明するより見た方が早いだろうし。

また、世代別代表戦のハイライト動画も見つけたので、こちらも併せて紹介しておく。

恐ろしいのが、それぞれの動画がたった1試合で作られたハイライトということ。

自分はスーレやミレッティはデビューから追っているし、そのほかにもU19やU23でさまざまな若手を初めましての状態から人に説明できるようになるまで見てきたが、初めて見てこんなに衝撃を受けた選手はファジョーリ以来である。

トップチームデビューしたらユニフォーム絶対買う。

サッスオーロU19

 ピエラニョーロとアルコピント

サッスオーロU19で印象的だったのが、LBピエラニョーロとCMアルコピントである。

ピエラニョーロはイタリア的なサイドバックでユベントスU23が保有するベルアットに近い。
アルコピントはテクニカルなタイプで、どうしてベンチスタートだったんだろうと思うレベルだった。

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