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【22/23 プリマベーラ 第2節】ユベントスU19×ウディネーゼU19
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8月末、ユベントスのホームにてリーグ戦第2節、名門ウディネーゼU19戦が行われた。
ウディネーゼU19は有名選手を多く輩出してきた歴史を持つ下部組織の一つである。
ユベントスU19としてはここで勝利し、モンテーロ新監督に初勝利を届けたい一戦であった。
スカッドリスト
ユベントスU19
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ウディネーゼU19
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得点者
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総括(ユベントスU19)
カピターノのドラティオット
この試合、キャプテンを務めたのはジュリオ・ドラティオットだった。
おそらくキャプテンマークを腕に巻くのは自身初のことのはず。
ジュリオは下手にエゴを出さずに冷静沈着にフルタイムでプレーし、チームの勝利に大きく貢献した。
目立つプレーこそなかったが、ミスのないボールタッチと持ち前のキャプテンシーでチームをまとめ上げたのは好印象。
また、この試合では意識的に逆足である右足でのボールタッチを増やしているように見受けられた。
これまでジュリオは完全レフティーの利き足特化プレーヤーだったが、ユベントス下部組織出身のラノッキアや現在プリマ主力選手の1人ハイセンなど、両足使えるプレーヤーが評価されている傾向を把握し、逆足にチャレンジしているのかもしれない。
ジュリオが向上心・ユベントス愛に溢れた選手だというのは僕が一番よく知っているので、この逆足トライはとても期待できる要素だった。
ついに存在感を示し始めたノンジェ
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この試合で最も良いパフォーマンスだった選手の1人が、61分までプレーしたノンジェだ。
彼をMotMに選出したメディアもあるほど。
ノンジェは今季U17からU19に登録されたプリマ新戦力で、ポグバのようなセントラル。
僕が今季期待する下部組織の選手ベスト5の2位に指名した選手で、ようやく本領発揮してきたかという印象。
「ネクスト・ポグバ」としてユベンティーニの間で有名になる日もそう遠くないのかもしれない。
トリプレッタのトゥルコ
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ウディネーゼU19相手に決めた4得点のうち、3得点はトゥルコによるもの。
期待の新戦力トンマーゾ・マンチーニ(この試合では残り20分弱から途中投入)の加入により、不動のスタメンが揺らぐことになったニコロ・トゥルコだったが、この日はスタメン起用に応える素晴らしいパフォーマンスだった。
長身を活かしたポストプレーもできなくはないが、より得意とするのは裏抜けやサイドに流れてのボールキープ。
降りてきて展開するポストプレーのシーンは少ないが、動けるCFである。
今季はトンマーゾ・マンチーニやアーザ、ムバングラなどとともにカンピオナート・プリマベーラ1屈指の攻撃陣の中核を担う。
総括(ウディネーゼU19)
チームは大敗も存在感を放ったパフンディ
早い時間での危険プレーによる一発退場によってゲームプランが大崩れしたウディネーゼU19だったが、そんな中でも孤軍奮闘していたのが2006年生まれながら10番を背負うパフンディだった。
日産は、驚異的なサッカーの才能に投資することを決定しました。2006 年生まれのウディネーゼ出身のシモーネ パフンディです。
— Transfer Chronicles (@Transfer_Chron) August 27, 2022
この契約は、横浜 F. マリノスへの移籍も規定しているため、リバプールとアタランタの仮説は消滅します。#Pafundi #Udinese #YokohamaF #Nissan #Liverpool #Atalanta pic.twitter.com/DdqVEHbEdA
何とこの選手、すでに日産が先行投資している選手であり、マリノス移籍も視野に入れたものとなっている模様。
いつの日かJリーグで見ることができるかもしれない。