【22/23 プリマベーラ 第3節】エンポリU19×ユベントスU19
セリエAに伴いミッドウィーク開催となった、カンピオナート・プリマベーラ1の第3節、エンポリU19戦。
両チーム合計で7得点のゴールラッシュとなり、大変プリマらしく盛り上がった試合となった。
Ⅰ. スカッドリスト
(1)エンポリU19
(2)ユベントスU19
Ⅱ. 得点者
Ⅲ. ハイライト
Ⅳ. 総括
(1)ユベントスU19
① トンマーゾ・マンチーニ初スタメン
今季新加入の期待の新戦力、トンマーゾ・マンチーニが加入以来初のスタメン出場を果たした。
おそらくパフォーマンス的には本人の実力の60%ほどしか発揮できていなかっただろうが、それでも1ゴールを決めたのはさすが。
(かなりごっつぁんゴールだったけど)
新加入で慣れない環境にいることを踏まえれば、上々のスタートといえる。
プレースタイル面では、この年代ではさすがに高身長をいかしたポストプレーが簡単に効いていた。
足もと技術もあるように見えたが、そこまで驚くスキルがあるわけでもなさそう。
とはいえ、とにかくこれからが期待できる選手の1人であることは分かった。
② ステファノ・トゥルコとヴァルデーシのスタメン争い
今節RBのスタメンを務めたのは、ヴァルデーシではなくステファノ・トゥルコだった。
S.トゥルコはプレシーズンで良いプレーを見せヴァルデーシより序列が高いように思えたが、今季リーグ戦が始まると今節まではヴァルデーシが主力RBとしてプレーしていた。
個人的には攻撃性能のあるS.トゥルコ推し。U17以下では7番を背負っていたとか。
ヴァルデーシも悪くないが、調子に波がある印象。
とにかく、昨季ムラッツィと比べればここはかなりの急所となりそうなポイントなので、この2人にはさらなる成長を期待したい。
③ ついに覚醒したノンジェ
前節、今節とMVP級の活躍だったのが、セントラルを本職とするノンジェだ。
今節もチーム1点目となる同点弾を決め、見事勝利にも貢献した。
ベルギー国籍のノンジェは、運べるタイプのセントラルで、ポグバのような独特なボールタッチが特徴的。
ユースのポグバと呼んでいる(勝手に)。
ハイセンやイルディズなど分かりやすく前評判が高い選手ではなく、リーグ戦が始まってから爆発的に知られるようになった。
僕はプレシーズンが始まる前から今季期待のユース1位にドラティオット、2位にこのノンジェを指名していたので、やっぱりな〜という感じ。(3位のソルベルグは移籍が決まってしまいました😭😭😭)
ユベントスはもうそろそろ僕をユース有識者に認定してほしい。
そこらへんのイタリア人ジャーナリストよりは詳しい自信があります。
④ 不調だったマレッサ
今節露骨に不調だったのが、右サイドハーフとしてスタメン出場したトマッソ・マレッサ。
昨季からU19でプレーし、今季は主力としてチームを牽引するひとりになる予定だったが、この日はかなりミスが目立っていた。
正直、ストライドンクやガランテ、そしてまったくの未知ではあるがスルドックも控えているため、今のままではアーザからスタメンを奪うことは難しいかもしれない。
昨季プレシーズンマッチではトップチームにも顔を出していたため、名前だけは聞いたことある方もいるのでは。
まぁ選手の成長を見守るのがユースの醍醐味。今は序列が低いかもしれないが、これからの奮起は見もの。
(2)エンポリU19
① 印象的だった87番Nabian
エンポリU19で印象的だったのが、アタッカーのナビアン。
強引ではあったものの、猪突猛進に巧さも兼ね備えたドリブルでユベントスU19を脅かした。
エンポリのトップチームに食い込むレベルに成長できるか。