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フィルムでライトアップを撮る🎞

フィルムカメラを使う上で、特に暗い場所で活躍するのが露出計ですね。リバーサルフィルムを使う方には、ネガフィルムよりもラチチュードが狭いので余計です。ちなみに僕はリバーサルフィルムの使用は年に1本か2本程度です。

デジタルカメラ全盛になってから久しいので、露出計と聞いてもピンと来ない方の方が大勢ではないでしょうか。

露出計とは、名前の通りですが、フィルムを光にどれだけ露光させると適正な光の量になるのかを教えてくれる測定器です。

ちなみに、フィルムだけでなくデジタル一眼のマニュアルモードで撮る場合でも、露出計通りに合わせると綺麗に撮れます。

露出計にも種類があって僕が持っているのは、ミノルタのスポットメーターFというモデルです。ISO感度とシャッタースピードを設定した後にボタンを押すと絞り値を何に合わせば良いか、上下何段まで大丈夫か表示されます。表示させた後にISO感度とシャッタースピードを上げたり下げたりする事もでき、変更した場合は絞り値も変更されます。メモリー機能も付いていて、2箇所の絞り値を測定して平均値を出すことも出来ます。

マニュアルフィルムカメラでライトアップや夜間撮影をする時の強い味方です。

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奈良で飛鳥光の回廊というイベントがあったので、修理後の確認も兼ねて、スメナ35にフジのスペリアヴィーナス800を詰めて家族で行ってきました。

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龍蓋寺(通称岡寺)の手水です。普段は花が敷き詰められているのですが、この日はロウソクを灯していました。屋根の光もあり、ここは明るかったです。露出計で測定して、シャッタースピード1/30のF5.6でした。

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これは境内に飾られていた和傘です。シャッタースピードと絞り値は忘れました。

スキャンの都合でパーフォレーションが入り込んでいますね。フィルムをコマ送りする為の上下の穴をパーフォレーション、又はスプロケットと言います。

そんなカメラで夜に撮れるのかというような周りの目がありましたが、フィルムトイカメラでも、フルマニュアル機であれば(できれば露出計もプラスすればより確実)撮影可能です。

まあ、さすがに感度800のフィルムなので、粒状感が出ていますね。フィルム感がより強く出て僕は嫌いではありません。

粒状感が気になる方は店に現像を頼むともう少しマシかもしれません。

これを撮った後巻き戻しレバーのネジの締め付けの甘さ(原因は帰ってから判明した)から、27枚撮りを13枚くらいで終了し現像しました。

ネガ上や、データ上では微妙でも、プリントすれば印象が異なる事も多々あるので、プリントしてみようと思います。カラー引き伸ばし機は持って無いので、カラーネガでも白黒になるのとコントラストが弱くなってしまいますが。

プロでなく誰かからお金を取っているわけでもなく、素人の自家鑑賞程度であれば十分に耐えうると思います。

これでも自分の中では上手く撮れた方なので、テンションが上がり乱文になってしまいました。


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