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こねこ展

岩田屋三越で行われた岩合光昭さんの「写真展 こねこ」に行ってきた。

「かわいい」「癒される」なんて感想は言わずもがなというものか。
猫はほんとうに何度見てもいいものだ。

世界各地のこねこの写真が地域ごとに展示されているのだが、各地の人間の生活の一端も垣間見え、そこに溶け込む猫の姿というのも少し新鮮な印象を与えてくれる。

たとえば、日本では猫は一般に魚が好きと認識されているが、「イタリアでは猫もパスタを食べる」なんて話もある。
生後数ヶ月の間に何を食べたか、それによって猫の食の嗜好は変わるのだとか。

今回の写真展の中でも、ココナッツを食べる猫、ブドウを食べる猫、など、日本ではなかなか見られない姿も見ることができた。

また会場で流されていた岩合さんのビデオで、こねこの写真を撮るときになにより心がけているのは「母猫の許可をとることです」とのコメントが心に残った。

考えてみれば当たり前のことかもしれない。
ただ、その「当たり前」をしっかりとやること、被写体への敬意を忘れないこと、そういう心構えが、彼の作品を支える大事な柱の1つなのだろう。

私も見習いたいと思う。


いただいたサポートは旅費と撮影機材にあてたいと思います。もし余剰があれば福岡・熊本・鹿児島いずれかの自然または文化財の保全のために寄付いたします。