マンモスの肉はまずいらしい。
マンモスというと巨獣というイメージが大きいが、実はアジア象くらいの大きさらしい。
とはいえ、間近で見る全身骨格はやはり大きく、2m以上ありそうな長大な牙や、手のひらよりも大きな臼歯などはなかなかの迫力だ。
発掘された実物の体毛に触れるコーナーもある。
椰子の樹を思わせるような剛毛だ。
マンモスのほかにも、氷河から発掘された動物の骨格標本やミイラも展示されている。
昔の漫画でよく槍を持ってマンモスを追い回す"原始人”が描かれていたが、それに対して「マンモスと原始人が同居した時代はない」などという突込みが入っていた。
しかし、このマンモス展によれば、マンモスの生息した時代の終盤は人類とかぶっており、矢じりの刺さったマンモスの骨も見つかっているという。
そうすると、マンモスを追い回す原始人は実在したわけで、漫画を修正するとするなら武器を槍ではなく弓矢やアトラトルに換えればより実像に近くなるということだろうか。
マンモス展の終わりのほうには、マンモスのクローン作成プロジェクトを漫画調で解説しているコーナーもあった。
また、売店では骨格模型やぬいぐるみなどのマンモスグッズのほか、恐竜の牙の化石なども売られている。
「マンモス展」は2月23日まで開催中である。
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